国内
2022.11.07
流経大31-29 東洋大。後半40分に逆転勝ちの流経大を驚かせた昇格チーム。
東洋側にすれば、終盤までの展開は、自分たちの土俵に引きずり込む良いプロセスだった。5点リードのまま、時間が着々と進んでいく。あと7分、あと5分…。しかし、そこから流経大は上位校(2017年度から4季連続の全国8強)らしい集中力を見せた。
流経大はセットプレーで猛烈なプレッシャーをかけ、互いに消耗した時間帯に東洋大のリズムをかき乱した。37分、東洋大の反則を引き出し、ゴール前のラインアウトへ。最後は、FWが自らの意思でモールをプッシュ。これが起点となって、後半40分のゴール真下への同点トライが決まった。GKも難なく決まり、31-29の逆転。次のキックオフ後も東洋大の必死のプレーを凌いでノーサイドを迎えた。
流経大・内山達二監督は「東洋大はワンチームの結束が素晴らしいチームと思い、しっかり準備してきた。それでも、前半からやりたいことをやらせてもらえなかった。特に、モールであそこまで押されるとは思っていなかった。前半はちょっと驚きました」。
昨年はまさかのリーグ5位に沈み、流経大にとっては巻き返しのシーズン。「東洋大のように最後まで諦めない姿勢を、ウチも最後の5分間は体現できた。それが今後の糧になります」(内山監督)。上位争いの切磋琢磨が、両チームを成長させている。
次節、流経大はやはり好調の立正大と対戦。かたや東洋大は、その立正大に大敗を喫した(10月30日・法大 18-64 立正大)法大と戦う。
1 2