その他 2022.11.07

パスの話をたっぷり。ゲストに後藤翔太さん。「藤島大の楕円球にみる夢」、本日(11/7)放送

[ 編集部 ]
パスの話をたっぷり。ゲストに後藤翔太さん。「藤島大の楕円球にみる夢」、本日(11/7)放送
パスについて語り合ったふたり。後藤翔太さん(右)の探求はためになる。(撮影/松本かおり)



 ラグビー情報番組「藤島大の楕円球にみる夢」が11月7日(月)の午後6時からラジオNIKKEI第1で放送される。
 ゲストは、元日本代表の後藤翔太さんだ。

 今回は、ラグビーにおける「パス」に徹底注目する。
「ぼくのラグビー人生は、パスの研究にすべてを捧げてきた」
 後藤翔太さんは、中学1年時の身長、体重が143センチ、38キロと体格、運動能力に恵まれていなかった。
 幼い頃は「鈍足しょう太」と呼ばれる選手だった。

 密集からボールをパスし、縦横無尽に攻撃を演出するスクラムハーフ(SH)というポジションにおいて、自分なりの試行錯誤でパスの専門職に徹してきた。
 そして、170センチと小柄ながら、日本代表にまでのぼり詰めた。

 番組では、ボールの持ち方、体重移動、つま先の向き、ボールの回転、パスのお手本となるプレーヤーなどなどを話す。パスの意味から投げ方まで、言葉で基本を伝える。
 早大時代、清宮克幸監督の指導と要求に応えるプレーをするため、寝ている間も「パスとランニングについて考えて夢でうなされていた」という。

 10月29日の日本代表対ニュージーランド代表のテストマッチにおいて躍動した流大、齋藤直人の両スクラムハーフのパスの特徴についても解説する。

 後藤翔太。1983年1月、大分県生まれ。神奈川県の桐蔭学園高校から早稲田大学を経て、2005年に神戸製鋼に入社した。
 1年目にSHとしてレギュラー、トップリーグ新人王を獲得した。日本代表にも選ばれ、初キャップは2005年のウルグアイ戦で獲得し、代表8キャップ。2011年に現役を引退した。
 2013年2月、追手門学院大学女子7人制ラグビー部ヘッドコーチに就任。その後、母校の早大ラグビー部コーチを務めた。現在、株式会社識学に所属している。

 後藤氏は年内に『後藤翔太流 パスの神髄』(ベースボール・マガジン社)というタイトルの新刊を出す予定になっている。
 熟成しないとわからないものが神髄。ラグビーを愛し、指導経験も豊富な後藤翔太が、スポーツライターの藤島大に語るラグビーをプレーするときに、知っておきたい「パスの神髄」とはーー。

▽ラジオ番組について
 ラジオNIKKEI第1で放送。ラジコ(radiko)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる11月14日の同時刻に再放送する。「Paravi(パラビ)」では15日から動画での配信を予定している。

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