ワールドカップ 2022.10.08

女子W杯、オークランドで開幕。オープニングゲームでフランス快勝。

[ 編集部 ]
女子W杯、オークランドで開幕。オープニングゲームでフランス快勝。
強さとスピードの両方を持ち合わせたフランス。攻め手が多かった。(撮影/松本かおり)
南アフリカの主将、7月の日本ツアーにも参加したLOノロシンディソ・ボイ。(撮影/松本かおり)
スタジアム周辺には第1試合の前から大勢のファン。ブラックファーンズ戦の頃にはスタンドが埋まる予定。(撮影/松本かおり)



 オークランドは良い天気。日陰は少し肌寒い。
 ラグビー日和だ。

 10月8日、ラグビーワールドカップ2021(女子)が開幕した。
 本来は昨年開催されるはずだったがコロナ禍で1年延期となった。
 待ちに待った日がやってきて、市内にもジャージー姿の人たちが目立つ。テレビでも、大会の話題がたびたび出てくる。

 大会初日はイーデンパークで3試合が組まれた。
 オープニングゲームはフランス×南アフリカ。14時15分のキックオフで大会は始まった。
 最終的にはフランスの快勝も、好ゲームとなった。

 先手を取ったのはワールドランキング4位のフランス。前半2分になりそうな時間にSHロール・セナスがインゴールへ駆け込んだ。
 モールの右を走る好判断だった。

 フランスはハーフタイムまでに、さらに2トライを重ねた。
 11分は防御裏へのショートパントをダイレクトにキャッチしたCTBガブリエル・ヴェルニエが走り切り、16分にはWTBエミリー・ボーラードが左サイドを駆け抜けた。
 前半を19-0とリードして終えた。

 南アフリカも粘った。
 攻め込まれても辛抱強く守り、簡単には失点を重ねなかった。
 後半9分にはWTBノマウェト・マベンゲがインゴール右スミに飛び込んだ。フランス陣深くに攻め込んで長く居座り、取り切ってみせた。

 しかしラスト20分に地力の差が出た。
 フランスは多彩な攻めを見せて3トライを重ねた。

 まず勢いをつけたのは先制トライのSHセナス。ゴール前で鋭く縦に出てインゴールに入る(21分)。
 後半30分にはオフロードパスをつなぎ、試合終了間際にはキックパスから追加点を挙げた。
 ファイナルスコアは40-5だった。

 この試合に続き、イングランド×フィジー、ニュージーランド×オーストラリアがおこなわれる初日。
 ニュージーランドの試合の頃には、スタンドはファンで埋め尽くされる。


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