日本代表
2022.10.07
キーワードは「2 minutes」。より緻密なコミュニケーションで豪州を倒す
「ゲームの感覚を取り戻す。SOに入る李承信とは初めて組むので、細かい部分のすり合わせを重ねている」
国際レベルでの試合勘がよみがえれば、豊かな経験と幅広いプレーがゲームにもたらす影響は大きい。
21歳のSO李承信は、夏のフランスとの最終戦に出場し存在感を示したホープだ。やはり第1戦の後半の戦いを課題に挙げた。
「フランス戦でも後半20分で勝利を逃した。リーダーシップの部分は大きい。各リーダーが同じページを見てプレーできるように、自分はアタック面でリードしていきたい」
2 minutes.
ジェイミー・ジョセフ監督がこの試合に向けて掲げたキーワードだ。
相手のプレーに対する順応と対応(アジャスト)、自分達から仕掛けるプレーのリセットの速さと精度。それを、「この先2分間において何をすべきか」に絞って見極め、意思統一をして戦うことを指している。
オーストラリア側は第1戦を経てコンビネーションを高め、日本のスピードあるアタックへの対応を準備してくる。先発メンバーを5人換え若手も多い陣容だが、主将のSHライアン・ロナーガンは「自分達のやるべきことははっきりしている」(同日の練習後に)。この試合へのプロセスに自信をのぞかせた。
日本がリベンジを目論む第2ラウンドは明日、14時キックオフ。福岡・ベスト電器スタジアムで、多くのラグビーファンの後押しを得たい。
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