女子 2022.07.28

女子日本代表、南アとの第2戦へ先発8人変更。W杯へ向け新たなコンビネーションもチェック。

[ 編集部 ]
女子日本代表、南アとの第2戦へ先発8人変更。W杯へ向け新たなコンビネーションもチェック。
12番を任されたプレーメーカーの山本実。次戦は19キャップ目となる(撮影:松本かおり)


 7月30日に埼玉・熊谷ラグビー場で女子南アフリカ代表とのテストマッチ第2戦(太陽生命JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022)に臨む、女子日本代表“サクラフィフティーン”のメンバーが発表された。

 15-6で制した24日の試合からスターターは8人変更。新たに、NO8マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ、SO大塚朱紗、WTB黒木理帆、FB庵奥里愛にチャンスが与えられ、第1戦ではリザーブだったPRラベマイまこと、PR左高裕佳、LO川村雅未、そしてCTB山本実が先発となる。

 主将のPR南早紀はベンチスタートで、その間はLO玉井希絵がゲームキャプテンを務める予定。

 オンラインで会見したルイース・ダルグリーシュ アシスタントコーチはセレクションについて、「今回のキャンプにはかなりの人数を連れてきているので、その中からさまざまなコンビネーションを試したく、選手たちにチャンスを与えたいという意図がもともとあった。新しいメンバーに関しては、第1戦で途中出場から勢いをつけるのに貢献してくれた選手や、チャレンジをしてもらいたい選手などを選んだ。コンディションを考慮して休息が必要な選手もおり、今回のメンバーになった」と説明した。

 第1戦では、女子南アフリカ代表はかなりフィジカルにコンテストをしてくるチームだと改めてわかった。それによってコンタクトやボールの質が影響されたので、第2戦はそこにフォーカスエリアを定めて、自分たちのスタイルでコントロールできるようにしていきたいという。

 10番をつけるのは、5月の女子オーストラリア代表戦(◯12-10)でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍をした大塚朱紗。SOでの経験が多い山本実は今回は12番(インサイドCTB)で先発となり、アタックで違う局面を見せたり、ディフェンスで責任を果たすことをダルグリーシュ アシスタントコーチは期待している。

「(約2か月後に開幕する)ワールドカップへ向けて柔軟性を持つために、ほかのポジションも試してもらう。そこでどうプレーするか見せてもらう機会にもなる。選手たちは、全員が自分の役割を把握したうえで試合に臨んでほしいし、一人ひとりの持っている質とキャラクターを見せてくれることを期待している」


▼7月30日(vs 南ア・第2戦) 女子日本代表 試合登録メンバー
※ 画像をクリックするとPDFで大きく表示できます。

1.ラベマイまこと(横河武蔵野アルテミ・スターズ/14 caps)
2.永田虹歩(国際武道大/5 caps)
3.左高裕佳(弘前サクラオーバルズ/9 caps)
4.玉井希絵(MIE PEARLS/10 caps)
5.川村雅未(RKUグレース/1 cap)
6.齊藤聖奈(MIE PEARLS/28 caps)
7.長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/13 caps)
8.マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(MIE PEARLS/13 caps)
9.阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/7 caps)
10.大塚朱紗(RKUグレース/6 caps)
11.黒木理帆(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/10 caps)
12.山本実(MIE PEARLS/18 caps)
13.古田真菜(東京山九フェニックス/12 caps)
14.名倉ひなの(横河武蔵野アルテミ・スターズ/8 caps)
15.庵奥里愛(MIE PEARLS/5 caps)

〔リザーブ〕
16.南早紀(主将/横河武蔵野アルテミ・スターズ/22 caps)
17.鈴木実沙紀(東京山九フェニックス/28 caps)
18.北野和子(MIE PEARLS/5 caps)
19.吉村乙華(ARUKASQUEENKUMAGAYA/立正大/3 caps)
20.永井彩乃(YOKOHAMA TKM/7 caps)
21.安尾琴乃(BRAVE LOUVE/1 cap)
22.鈴木彩香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA/17 caps)
23.伊藤優希(MIE PEARLS/10 caps)

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