【PR】うまくなるのに魔法はない。「前」を見よう。 アサヒビール Presentsラグビースクール開催
元ラグビー日本代表でアサヒビール・ラグビーアンバサダーの五郎丸歩が、アサヒビールのサポートのもと全国のクラブチームにラグビーを教えて回ることになった。6月5日には都内で、実戦をイメージして「前」を見る意識、地道な積み重ねの重要性を説いた。
発破をかける。熱を帯びる。「試合をイメージ!」、「前を見ろ!」、「いいコールだ!」
昨季限りで現役を引退した元ラグビー日本代表の五郎丸歩が、多摩川河川敷の「二子玉川緑地運動場球技場」で笛を鳴らす。緑のジャージィを着た子どもたちが活気づく。
「アサヒビール Presents ラグビースクール」の初回が6月5日にあった。講師役の五郎丸は36歳。日本代表の主力として臨んだラグビーワールドカップ2015イングランド大会では南アフリカ代表などから歴史的な3勝をマークし、一躍、国民的ヒーローとなった。訴求力は抜群だ。
知名度抜群の名士が「ラグビーアンバサダー」を務めるアサヒビールは、昨春、アジア企業で初めてラグビーワールドカップのワールドワイド・パートナーとなった。夏からはラグビー日本代表のスポンサーとなり、密に楕円球と繋がる。「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」の機運醸成やラグビーファン拡大に向けた取り組みの第一弾として始めたのが、五郎丸と全国各地のクラブを回る「ラグビースクール」だった。
インターネットで応募した多くの参加希望チームのうち、世田谷区ラグビースクールが選ばれた。今回の指導対象となる小学校高学年だけで約100名と、都内最大級の規模を誇る。
選手たちは複数のグループにわかれ、パス、タックル、攻防の連携と、普段通りのメニューで汗を流す。五郎丸はいくつかのグループを回りながら、一貫したメッセージを伝える。「前を見る」ことの重要性だ。普段から実戦を意識し、スペースや相手の立ち位置をチェックする癖をつけて欲しい。そう訴えるのだ。五郎丸がいないグループでは、タックル練習をする生徒にスタッフが「さっき、五郎丸さんは何て言った? 常に試合をイメージね」と話していた。
種はまかれた。五郎丸は言う。
「子どもたちに共通して言えることですが、どうしてもボールを(目で)追ってしまい、寄せ付けられ団子状態になってしまう。前のスペースを見ようと意識することで、それを解消できる」
約2時間の練習後、質問コーナーが設けられた。活発に手を挙げる子どもたち。前の方に座っていた少年が選ばれた。その少年から名キッカーの五郎丸に「ゴールキックがうまくなるには」と聞いた。その質問に対する五郎丸の答えは、万事に通じるものだった。
「近道って、ないんですよ。キック、パス、もしかしたら勉強もそうかもしれませんが、自分に与えられた目の前のことをひとつずつこなしていくしかないんです。『今日は練習しなくてもいいや』という風にしていると、ライバルにも置いていかれるし、上手にもならない。魔法はないので、しっかりと毎日積み上げてください。」
アサヒビールのサポートのもとでこのラグビースクールは今後も継続的に開催予定だ。次に五郎丸が現れるのはどのグラウンドだろうか。
五郎丸歩(アサヒビール・ラグビーアンバサダー)
アサヒビール Presents ラグビースクールの初回をとても歴史ある世田谷区ラグビースクールさんとできてよかったです。ひとりひとりの個人スキルが高くて驚きました。どうしてもボールに集まってしまうことが多くなっていたのでもっと周りを見ることをアドバイスしました。将来が楽しみな選手もいたので今後の活躍を期待しています。