海外 2022.06.19

ストーマーズが初の国際タイトル獲得! ブルズとの南ア勢決勝対決制しURC初代王者となる。

[ 編集部 ]
ストーマーズが初の国際タイトル獲得! ブルズとの南ア勢決勝対決制しURC初代王者となる。
URC優勝を喜ぶストーマーズの選手・スタッフたち(Photo: Stormers Official Facebook)


 アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのプロクラブが集うリーグに、南アフリカのチームも参加して2021-22シーズンに新しく始まった「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ」(URC)は、南アフリカのケープタウンスタジアムで現地時間6月18日にプレーオフ決勝がおこなわれ、ストーマーズがブルズとの南ア勢対決を18-13で制し、初代王者となった。

 ストーマーズは、かつて参加していた南半球のスーパーラグビーでは準優勝が最高で、今回が初の国際的タイトル獲得となった。

 前半をリードしたのは、準決勝でレギュラーシーズン1位通過のレンスター(アイルランド)を下して勢いに乗るブルズだった。

 序盤、HOヨハン・フロベラーが力強い走りでゴールに迫り、オフロードパスをもらったCTBハロルド・フォースターがタックラーをかわしてフィニッシュし、先制した。その後、コンバージョンとペナルティゴール(PG)で加点。

 しかし、ストーマーズは3-10で迎えた44分(後半4分)、敵陣深くに入ってスクラムから攻め、URCシーズン最優秀選手に選ばれ南ア代表にも初選出されたばかりのNO8エヴァン・ルースが果敢に突っ込んでタックルを受けながらもかいくぐって腕を伸ばし、ゴールライン上にボールを押さえてトライが認められた。コンバージョンも決まり、同点となった。

 そして、相手にイエローカードが出て数的有利となったストーマーズは56分、敵陣深くに入り、ラインアウトからモールで押し切って勝ち越しに成功する。

 その後、ブルズにPGを決められ2点差に詰められたストーマーズだったが、74分、敵陣深くへ攻め込んでSOマニー・リボックがドロップゴールで貴重な追加点を獲得。ストーマーズは残り時間、リードを守り切り、初の栄冠に輝いた。

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