スマイルスポーツマガジン・インタビュー 齋藤直人 進化型スクラムハーフは“ラグビーの申し子”
来年に迫ったラグビーワールドカップ2023フランス大会で、日本代表の新戦力として注目を集めているのが、スクラムハーフ(SH)の齋藤直人選手だ。165cm、73kgと小柄でありながら、抜群のパススキルや判断力を武器に、代表でも、所属の東京サントリーサンゴリアスでも、存在感を発揮している。3歳からラグビーを始めて、すでにキャリアは20年を超える齋藤選手に、ラグビーワールドカップへの思いをスマイルスポーツマガジンのインタビューで語ってもらった。
ラグビーの申し子——。
齋藤直人選手を表現するのに、ピッタリの言葉かもしれない。
「朝起きるとテレビでラグビーが映し出されているような環境で育ったので、自分にとっては生活にラグビーがあるのが当たり前なんです。中学に進学するときも、高校に進学するときも、自然とラグビーを優先していました」
3歳から地元横浜のラグビースクールで楕円球を追いかけ始めた彼は、桐蔭学園高校時代には、花園(全国高等学校ラグビーフットボール大会)で準優勝。早稲田大学では主将として、チームを11年ぶりに全国大学ラグビーフットボール選手権大会優勝に導いた。
大学卒業後はさらなる高みを目指して、東京サントリーサンゴリアスに入団。同じポジションに日本代表でも活躍する流大(ながれゆたか)選手がいるチームを敢えて選んだのは、高いレベルを求めている証拠だ。
「流さんとはプライベートでもすごく仲良くさせてもらっていますし、学ばせてもらうことが多い選手です。でも、ラグビーではライバルですし、早く追い越したい人でもあります。日本代表では追い越さなければ出場できないですし、それならば同じチームで勝負しようという気持ちでサントリーサンゴリアスを選びました」
うまくなるためには練習あるのみ。座右の銘である「努力に勝る天才なし」は、向上心の表れでもある。
「練習はやらなければうまくならないと思っています。やみくもにやるわけではなくて、必要なことを整理して考えてやっていくことで、自分の体に染みこませるのが、僕には合っていると思います」
2022年から開幕したジャパンラグビーリーグワン。プレーオフファイナルではパナソニックワイルドナイツと死闘を演じたサンゴリアスでも中心選手として活躍。当面の最大の目標であるラグビーワールドカップ(RWC)2023に向けて、視界は良好だ。
「2019年のRWCは一ファンとして楽しんでいましたが、2023年のフランス大会は絶対に出たいです。いえ、絶対に出ます。(SHのレギュラー番号の)9番をつけて出たいので、そこに向けて頑張っていきます」
齋藤選手にとって、RWCはもはやテレビや客席で楽しむものではない。グラウンドで、世界最高峰の戦いを楽しむ舞台だ。
「ラグビーが好きだからもっとうまくなりたい」
“ラグビーの申し子”は、子供の頃から変わらない気持ちで、世界のトップを目指していく。
こちらのインタビューのほか、高校生時代に味わった挫折とそれを転機に始めたこと、日本代表を意識するきっかけとなった出来事、理想のスクラムハーフ像などカラー2ページにわたるインタビューは、6月1日に(公財)東京都スポーツ文化事業団が発行した『スマイルスポーツマガジンVol.90』に掲載されています。
さいとう・なおと
1997年8月26日生。神奈川県横浜市出身。ポジションはスクラムハーフ。桐蔭学園高校-早稲田大学を経て、2020年に東京サントリーサンゴリアスに加入。2021年6月26日、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ戦で代表初キャップを獲得すると、続くアイルランド戦で初スタメン、初トライを記録。10~11月のテストマッチでも4試合に出場を果たした。
スマイルスポーツ誌のインタビュー特別編!
“ナイスガイ”齋藤直人選手の素顔が分かるQ&Aインタビュー動画と読者の皆様へのメッセージはこちら
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