コアチーム残留への厳しい戦い続く。男子セブンズ日本代表、ロンドン大会初日3連敗。
ワールドラグビーセブンズシリーズでコアチーム残留を目指す男子セブンズ日本代表だが、5月28日に開幕した第8ラウンドのロンドン大会でも8強入りを逃し、9位以下のトーナメントに回ることとなった。
プールDに入った日本は初戦でサモアと対戦し、15-33で敗れた。
開始から35秒で相手に先制されたあと、前半5分、敵陣深くに入ってワイドにボールを動かし、福士萌起(日野レッドドルフィンズ)がタックラーを振り切ってトライを奪い返した。
しかし、2分後、サモアがキック&チェイスで得点。
日本は後半2分に宮上廉(東芝ブレイブルーパス東京)が鋭いステップで1対1を振り切り、4点差に詰めたものの、まもなく、ペナルティが続いてサモアに攻撃権を与え、再び突き放された。
その後、リスタートのキックオフボールを確保できず失点するなど、点差は広がり、終盤、イエローカードを2枚もらって5人になったサモアから1トライを奪い返したが、黒星発進となった。
2戦目は、地元のトゥイッケナムスタジアムで大声援を受けるイングランドに挑み、12-38で敗れた。
この試合も相手に先制された日本は、前半4分、チーム一体となって継続したアタックを石田大河(シャイニングアークス東京ベイ浦安)がフィニッシュし、2点差としたが、その後、ターンオーバーからカウンターを許すなど、イングランドに5連続トライを奪われ、大差がついた。
日本は終了間際、根気よくつないで石田が2トライ目を挙げたが、反撃が遅かった。
そして、プールステージ最後はスコットランドと対戦し、7-24で敗れた。
この試合でもブレイクダウンのターンオーバーからカウンターを許し、ディフェンスでプレッシャーをかけることも少なく、パスの乱れが失点につながったこともあった。
日本は終盤、宮上が中央を抜けてゴールへ走り切り、7点を奪い返したが、3連敗でプールD最下位となった。
29日におこなわれる9位以下トーナメントの準々決勝では、プールAで3位だったアメリカと対戦する。