国内 2022.05.18

チーム再編成のNTTドコモは来季リーグワン・ディビジョン3参入決定 “レッハリ”変わらず

[ 編集部 ]
チーム再編成のNTTドコモは来季リーグワン・ディビジョン3参入決定 “レッハリ”変わらず

 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンは、NTTドコモが希望する、チームの再編成に伴う会員資格の再審査をおこない、来季のリーグワンへの参加を承認すると発表した。5月11日の理事会において承認され、決定したという。

 NTTドコモが運営・保有するチームは、来季リーグワンのディビジョン3に参入する。

 なお、現チーム「NTTドコモレッドハリケーンズ大阪」からチーム名およびチームエンブレムなどのプロパティは変更しない。規模縮小の方針を示し社員選手が中心のチームとなるが、“レッハリ”の愛称で親しまれてきたチームは存続する。ホストエリアは大阪府大阪市のままで、ホストスタジアムは長居公園内3スタジアム(ヨドコウ桜スタジアム、ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)となる。

 一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンによれば、NTTドコモが来季運営・保有するチームにおいて、現チーム(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)から方針変更となった「トップチームの保有」に関する以下の項目について審査を実施。

■項目1:「戦績」
リーグワンもしくはそれに準ずるリーグにおいて、十分な戦績を有すること。または、強化方針に基づき、それらと同等の活動ができるものと想定できること。

■項目2:「現状戦力」
リーグワンの公式試合に出場するに相応しい人員を有すること。
40人以上の選手を有すること(うち、フロントローは3組以上)。
上記選手のうち3分の2以上は、リーグワンもしくはそれに準ずるリーグにおいて、試合出場経験を有すること。または、学生リーグにおいてトップレベルの実績を有すること。

■項目3:「強化方針」
継続的なチーム強化に向けた道筋が確度高く描けていること。
リーグワンまたはそれに準ずるリーグで指導経験を有するヘッドコーチおよび指導陣を有すること。
チーム練習を実行するための練習グラウンド、および、個人練習を実行するためのトレーニング施設が常時活用可能であること。
プロ選手および社員選手が、強化方針に基づく活動に対して、十分に参画し得るチームまたは母体企業のサポート体制が整っていること。
チームの強化方針を設定し、実現してきた実績を有すること。

 審査の結果、今回の審査項目におけるNTTドコモから示された再審査に対する申し込み内容は、いずれの項目の基準を充足するものであり、これを実現することを前提に、NTTドコモが運営・保有するチームの来季リーグワン・ディビジョン3への参入を認めるものとする、ということになった。

 なお、同じNTTグループのNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安も今季終了後にチームを再編成するが、今年7月に設立する新事業運営会社が既存チーム(シャイニングアークス東京ベイ浦安)を引き継ぐ会員となり、帰属するチームのリーグワンの次シーズンからの参加は認められている。

PICK UP