九州電力キューデンヴォルテクスの浦真人、山下和人、本村光章が引退。
ジャパンラグビーリーグワン2022をディビジョン3で戦い、4位でシーズンを終えた九州電力キューデンヴォルテクスが5月19日、退団選手を発表し、ロックの浦真人(38歳)と山下和人(35歳)、そしてスクラムハーフの本村光章(31歳)が引退することが明らかになった。
3人はチームのオフィシャルサイトでコメントを出し、16年在籍して主将を任されたこともあった浦は、「今シーズンを持ちましてラグビー選手としてのキャリアを終えることになりました。丈夫な身体に産んでくれた両親、どんな状況でも背中を押してくれ、支え続けてくれた家族、本当にありがとう!! そして、毎日快く練習に送り出してくれた職場の皆さま、この歳まで必要としてくれたチーム、いつも熱い応援してくださるファンの皆さま、感謝の思いしかありません」と述べている。そして、背中で後輩を育ててきたレジェンドは、チームの将来に期待し、「なかなか結果がついてこない厳しいシーズンが続いておりますが、ヴォルテクスは一歩ずつ確実に成長しています。来シーズン以降も見ている人たちに何かを感じていただける試合をお見せできると確信しています」とエールを送った。
2009年度入部の山下は、「13年間という長い間プレーできたのも、家族、友人、チームメイト、チーム関係者の皆さま、そしてファンの方々など、大変多くの方々に支えられてここまでやってこれたのだと思っております。チームを離れることは大変寂しいですが、長い競技人生を全うし、悔いなく引退することができることに感謝しています。本当にありがとうございました」とコメント。今後もラグビー界の発展に貢献できるような活動をしたいと述べ、最後は「ツナガル! アガル! We Win! Kyushu」という言葉で締めくくっている。
そして、8年在籍した本村は、「なかなかフィールドで元気な姿を見せることができませんでしたが、そんな私に声をかけてくださる方もいてうれしかったです。このチームで過ごした時間は私にとって大きな財産です。ファンのみなさまにおかれましては、このチームをこれからも温かく見守っていただけるとうれしいです。フィールドからは離れますが、ファンとしてまたみなさんとお会いできることを楽しみにしています。ありがとうございました」とコメントした。
また、シーズン途中に加入していたフィジー出身のフランカー、ジョジ・ブリ(20歳)もキューデンヴォルテクスを退団することが決まった。