セブンズ 2022.05.02

女子セブンズの名勝負再び 豪州がワールドシリーズ復帰のライバルNZに劇的な逆転勝ち

[ 編集部 ]
女子セブンズの名勝負再び 豪州がワールドシリーズ復帰のライバルNZに劇的な逆転勝ち
表彰式で一緒に記念写真に納まる豪州(ゴールド)とNZ(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 7人制ラグビー(セブンズ)の女子オーストラリア代表が、ワールドラグビーセブンズシリーズの舞台に復帰した永遠のライバルを倒し、今季4つ目の金メダルを獲得すると同時に、2022年シーズンの総合優勝も確実となった。

 女子ワールドシリーズの第5ラウンドがカナダのラングフォードで現地時間4月30日と5月1日に開催され、新型コロナウイルス感染症の影響で今季開幕から4大会すべて欠場していた東京オリンピック金メダルチームの女子ニュージーランド代表が今季初参戦。

 オリンピックやコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)などでも数々の名勝負を繰り広げてきたオーストラリアとニュージーランドが決勝に進み、オーストラリアが最後のアタックで劇的な逆転トライを挙げ、21-17で制した。

 決勝は接戦となり、後半5分にニュージーランドのミカエラ・ブライドがスピードとパワーで次々とタックラーを振り切り、逆転トライを決めた。しかし、ニュージーランドは終盤、主将のサラ・ヒリニがアクシデントによる鼻血でフィールドからの退出を余儀なくされ、ハードワーカーを失ったことが最終的に響いた。フルタイムを報せるサイレンが鳴ったあとも熱闘は続き、3点ビハインドのオーストラリアは相手の粘り強いディフェンスに対して辛抱強くボールをつなぎ、22歳のリリー・ディックが中央を破って逆転トライを決め、劇的な幕切れとなった。

 なお、招待チームとして今大会に参加した日本は11位だった

 女子のワールドセブンズシリーズは次が最終ラウンドとなり、5月20~22日にフランスのトゥールーズで開催される。

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