国内 2022.04.17

スピアーズがグリーンロケッツとの千葉ダービーに大勝し、2位に再浮上。

[ 編集部 ]
スピアーズがグリーンロケッツとの千葉ダービーに大勝し、2位に再浮上。
スピアーズ主将の立川理道。グリーンロケッツ戦ではトライも決めた(撮影:高塩 隆)


 リーグワン(ディビジョン1)のプレーオフスポットを争うクボタスピアーズ船橋・東京ベイが4月17日、千葉県の柏の葉公園総合競技場でNECグリーンロケッツ東葛と対戦し、71-41で勝って10勝3敗(総勝点49)となり、2位に再浮上した。

 序盤はリーグワン実戦初勝利を目指すグリーンロケッツが攻めていたが、前半4分、スピアーズのNO8ファウルア・マキシがインターセプトから約70メートル走り切り、先制した。

 9分にはSO岸岡智樹から鋭く正確なフラットパスをもらったFLピーター“ラピース”・ラブスカフニが左外を抜け、SH谷口和洋につないでトライを挙げた。

 ペナルティゴールで得点を重ねたグリーンロケッツに対し、スピアーズは20分にもゴールに迫ると、FWがパワープレーを繰り返し、PRオペティ・ヘルがインゴールにねじ込み点差を広げた。

 スピアーズペースは続き、25分にはWTB金秀隆のゲインを起点にテンポよくアタックを継続してSH谷口がフィニッシュ。30分にはSO岸岡のディフェンス裏へのキックに反応したキャプテンのCTB立川理道がボールを確保してトライゲッターとなった。

 一方、意地を見せたいグリーンロケッツは、28分にSOフレッチャー・スミスがカウンターでチャンスメイクし、WTB杉本悠馬が抜けてトライを奪い返した。33分にはFBレメキ ロマノ ラヴァが鋭いステップでディフェンスを切り裂き、ファンを沸かせた。

 しかし、主導権を握り続けたのはスピアーズで、ハーフタイム前にWTB根塚洸雅が左サイドを抜けて大きくゲインし、サポートしたSH谷口がゴールへ走り切り、20点差をつけて折り返すと、後半早々には、FBゲラード・ファンデンヒーファーが突破して根塚とのパス交換から追加点を奪った。

 その後、負傷離脱したマルコム・マークスの代役としてシーズン終盤にスピアーズに加入し、この日がリーグワンデビューとなったジョージア代表のHOジャバ・ブレグバゼも力強い走りでトライを決めるなど、大差をつけた。

 グリーンロケッツも後半に3トライを奪い返したが、千葉県を拠点とするチーム同士のダービーマッチを制したのはスピアーズだった。

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