国内 2022.03.27

クボタスピアーズ船橋・東京ベイが9勝目 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪からBPも獲得

[ 編集部 ]
クボタスピアーズ船橋・東京ベイが9勝目 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪からBPも獲得
ボールを手に駆け上がるクボタスピアーズ船橋・東京ベイのSH藤原忍(撮影:松本かおり)


 ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1は第11節に入り、初開催となった新潟県の新潟市陸上競技場で3月27日、2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと10位のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪が対戦、34-3でホストチームのスピアーズが制した。

 スピアーズは序盤、何度か敵陣深くに入りながらもラインアウトが安定せず、相手の奮闘もあって最初のスコアまで時間がかかったが、前半22分にFBゲラード・ファンデンヒーファーがペナルティゴール(PG)を決め先制すると、25分にはラインアウトから得意のドライビングモールでトライを挙げた。

 さらに、前半最後には自陣から攻め上がってLOルアン・ボタの力走などでゴールに迫り、連続攻撃をFLトゥパ フィナウがフィニッシュし、15-0で折り返した。

 レッドハリケーンズは後半早々、FB高野祥太がPGを決め、3点奪い返したが、48分(後半8分)、自陣深くのスクラムからSH浜野達也がバックスにパスを出そうとしたところ、スピアーズのSH藤原忍が足を出して阻止し、こぼれ球を拾ったオレンジジャージーのFLトゥパがインゴールに押さえ、トライが認められ点差が広がった。

 57分にはブレイクダウン後、スピアーズのFBファンデンヒーファーがすばやいピックアップからディフェンスを抜け、ゴールへ走り切り、27-3となった。

 スピアーズは終盤、イエローカードが出て数的不利の時間帯があったが、堅守でしのぎ、77分には力強いドライビングモールで得点し、3トライ差以上で得られるボーナスポイントも獲得した。

 初の日本一へ向け、まずはプレーオフ進出を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイはこれで9勝2敗(総勝点44)。NTTドコモレッドハリケーンズ大阪は3勝8敗(総勝点14)となった。

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