国内 2022.03.20
花園近鉄Lが三重ホンダHを下す。マツダSA広島は初勝利。宗像サニックスBは福岡勢対決制す

花園近鉄Lが三重ホンダHを下す。マツダSA広島は初勝利。宗像サニックスBは福岡勢対決制す

[ 編集部 ]

 ディビジョン2では同日、マツダスカイアクティブズ広島が地元のバルコムBMWスタジアムで釜石シーウェイブスRFCと対戦し、21-19でリーグワン初勝利を挙げている。

 スカイアクティブズ広島は、前半7分にモールを使ってPR大竹智也が先制すると、14分には相手が落としたボールを拾ってすばやく展開し、WTB久保清悟がトライを決めた。
 14-5で迎えた61分(後半21分)には、敵陣深くに入ってのラインアウト後、モールから持ち出したFLテヴィン・フェリスが次々とタックルを外してトライ。SOベン・ルーカスはコンバージョンキックすべて成功で貴重な2点を重ね、リードを16点に広げた。
 終盤、釜石シーウェイブスのFBキャメロン・ベイリーが好走で連続トライを挙げ、2点差となったが、スカイアクティブズ広島が逃げ切り、初勝利に歓喜した。

パディー・ライアン(中央)が逆転トライを挙げ、喜ぶ宗像サニックスブルース(撮影:Hiroaki.UENO)

 この日はディビジョン3でも1試合がおこなわれ、福岡県を拠点とする宗像サニックスブルースと九州電力キューデンヴォルテクスがミクニワールドスタジアム北九州で激突。3位のブルースが25-20で競り勝ち、5勝3敗(総勝点22)となった。4位のキューデンヴォルテクスはこれで3勝5敗(総勝点19)。

 福岡ダービーは接戦となり、ブルースは11-13で迎えた51分(後半11分)、PRパディー・ライアンがゴール前中央でスクラムを組んだあと、すぐにボールが動いた右サイドへ移動し、タイミングよく走り込んでパワーでゴールラインを割り、逆転トライを決めた。

 一方、1月末の第3節で対戦したときに惜敗していたキューデンヴォルテクスも勝利への執念を燃やし、64分、キャプテンのFL高井迪郎がラインアウトスチールして敵陣深くでのアタックチャンスとなり、連続攻撃、CTBサム・ヴァカが中央を破って同点トライを挙げた。そして、WTB萩原蓮のコンバージョンも決まり、再びリードを奪った。

 しかし、終盤、ゴール前で攻め続けたブルースに対し、キューデンヴォルテクスは反則を繰り返してしまう。そして76分、ブルースがスクラムで圧倒した直後、大澤昂平レフリーはペナルティトライを宣告した。再逆転。

 これが決勝点となり、ライバル対決はノーサイドとなった。

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