国内 2021.12.18

日大が3季連続で全国ベスト8入り 13年ぶり大学選手権出場の日体大を下す

[ 編集部 ]
日大が3季連続で全国ベスト8入り 13年ぶり大学選手権出場の日体大を下す
ブレイクする日大のCTBフレイザー・クワーク。食い下がる日体大PRミキロニ・リサラ(撮影:松本かおり)


 日本大学が全国大学ラグビー選手権大会で3季連続ベスト8入りとなった。
 今シーズン、関東大学リーグ戦1部で2位だった日大は、12月18日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた第58回大会の4回戦で日本体育大学(関東大学対抗戦Aグループ 5位)と対戦し、41-22で制した。

 日大は序盤、WTB水間夢翔のトライで先制すると、9分にはラインアウトからの展開でCTBフレイザー・クワークが抜け、サポートしたNO8シオネ・ハラシリがゴールに持ち込み12-0とした。

 しかし、13年ぶりの大学選手権出場となった日体大がすぐに反撃し、13分にゴールに迫ると、左外でボールをもらったLO伊藤拓哉がフィニッシュ。17分にはWTBクリスチャン・ラウイがハーフウェイから連続ハンドオフと鋭いフットワークでタックラーをかわし、そのままゴールへ駆け抜け会場を沸かせた。20分にはキックでバウンドしたボールを日大の選手がうまく処理できず、それを拾った日体大11番のラウイが快走、連続トライとなり逆転した。

 5点ビハインドとなった日大。それでも、27分に敵陣深くに入ると、ラインアウトからモールで押し込み、17-17と追いついて折り返した。

 後半先に得点したのは日大で、47分(後半7分)、得意のモール攻撃からボールを持ち出したHO井上風雅がトライゲッターとなり、勝ち越した。50分にも敵陣深くに入って力強いドライビングモールで加点し、27-17とした。

 追う日体大は58分にゴール前でPKを得ると、速攻を仕掛け、WTB鈴木颯がインゴール右隅に飛び込み5点を奪い返す。

 しかし日大は61分、FWのターンオーバーで攻めに転じ、左外でボールをもらったNO8ハラシリが力強い走りでゲイン、FB普久原琉につなぎ、再び点差を広げた。日大は75分にも、相手のパスが乱れたところ、ボールを拾ったハラシリが40メートル以上走り切り、勝負あり。

 8強入りの日大は、26日に埼玉・熊谷ラグビー場でおこなわれる準々決勝で関西王者の京都産業大学と対戦する。

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