国内 2021.12.17
12月27日開幕! 高校生ラガーたちの熱き戦い、全国高校大会『花園』展望。【J SPORTSで全試合生中継&LIVE配信!】

12月27日開幕! 高校生ラガーたちの熱き戦い、全国高校大会『花園』展望。【J SPORTSで全試合生中継&LIVE配信!】

[ 編集部 ]
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昨冬の花園で1年生ながら7トライを挙げる活躍で優勝に貢献した桐蔭学園FB矢崎由高(撮影/井田新輔)

その東福岡とともにAシードに選出されたのが、桐蔭学園(神奈川)と東海大仰星(大阪)の2校だ。昨季花園連覇の偉業を達成した桐蔭学園は、コロナ禍で県新人大会、関東新人大会が中止になり、今シーズン初の公式戦が全国選抜大会という厳しい状況ながら、京都成章、天理、大阪桐蔭と近畿大会の上位校を連破して決勝に進出。最後は東福岡に屈したものの、今年も頂点を争うチームであることを証明した。6月の関東大会は初戦で流経大柏に黒星を喫し、夏合宿でも東福岡に21-43で敗れるなど苦しい時期もあったが、花園予選決勝では地力のある東海大相模に22-9で勝利。花園に向けピークを合わせてくる仕上げのうまさには定評があり、過去2年のように本番で試合を重ねながら戦い方を研ぎ澄ますことができれば、3季連続の戴冠も十分可能性はある。

セブンズ制し勢いに乗る東海大仰星。

Bシードは近畿勢が強力

東海大仰星FL春名海輝。抜群の運動量とボールセンスでチームを勢いづける(撮影/新屋敷こずえ)

東海大仰星はシーズン当初から東福岡にもっとも近い存在と実力を評価されてきた。2月の近畿大会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から準決勝と順位決定戦を辞退し、実戦経験が少ない状態で春の全国選抜大会を迎えたが、前評判通りの力を発揮してベスト4に進出。東福岡との準決勝も最終スコアこそ17-46と開いたものの、前半は14-12とリードしての折り返しで、点差以上に拮抗した内容だった。夏の全国7人制大会では準決勝で東福岡に雪辱して優勝を果たしており、成功体験を持って冬の決戦に臨める点は大きなプラス材料。昨年度の花園では優勝候補に挙げられながら準々決勝で東福岡と引き分け、抽選で次戦に進めなかった悔しさを味わっているだけに、今大会にかける意気込みは強いはずだ。

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