国内 2021.11.27

日体大が2008年以来の全国大学選手権出場を勝ち取る。筑波大を35-17で撃破!

[ 編集部 ]
日体大が2008年以来の全国大学選手権出場を勝ち取る。筑波大を35-17で撃破!
獅子奮迅の活躍。日体大WTBクリスチャン・ラウイ(撮影:松本かおり)
日体大のFL髙橋泰地主将が胴上げされる(撮影:松本かおり)

 歓喜の笛が鳴ったあと、日体大のFL髙橋泰地主将が宙に舞った。
「言葉にならないくらい嬉しかった」

 11月27日。江戸川陸上競技場で関東大学対抗戦Aの最終節がおこなわれた。大学選手権最後の一枠をかけて戦った日体大は、35―17で筑波大を破り、2008年以来となる全国切符を勝ち取った。

 胴上げされたキャプテンは「前に出るディフェンスを80分間やり切れた」と喜んだ。8点差以上の勝利が大学選手権出場の条件だったが、髙橋主将は冷静さを保っていた。
「そのコントロールは僕とリーダー陣でするから、自分たちの形を貫こうと話しました。常に0―0の気持ちでやろうと言ってきました」

 序盤はお互いにペナルティやハンドリングエラーなどで落ち着かない展開も、先制トライは日体大が挙げた。前半13分、相手のミスキックをSH梶田壮馬がキャッチ。そのままステップで抜き去り、インゴールに飛び込んだ。
 梶田はその後もラインブレイクと正確なハイパントで勝利に貢献。プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 互いに1PGずつ加えた前半終了間際には、梶田のハイパントからすぐさまカウンターラック。一気に敵陣22㍍内に入り、最後はWTBクリスチャン・ラウイが防御網を突き破ってリードを広げた(15―3)。

 後半も日体大ペースで試合が進む。キックを使って敵陣でディフェンスをしたかった筑波大だったが、アタックでのミスとWTBラウイの突破を何度も許し、追撃は叶わなかった。
 鼻骨の骨折で控えに回っていたFB松永貫汰主将は後半開始と同時に登場。「ベンチから見ていて裏や外のスペースが空いているのは分かっていたけど、うまくポジショニングできず、エリアも取れなかった。中に入ってもそれを実行できなかった」と悔やんだ。

筑波大を牽引したFB松永貫汰主将(撮影:松本かおり)

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