アイルランドのレジェンド、ロブ・カーニーが引退。今週末にバーバリアンズでラストゲーム。

　アイルランド代表やレンスターなどで活躍した世界的スター、ロブ・カーニーが、自身のツイッターで現役引退を発表した。11月27日にトゥイッケナムスタジアムで、バーバリアンズの一員として臨むサモア代表戦がラストゲームとなる。

　きらびやかなキャリアを築いた35歳のレジェンドは、「バーバリアンズでプレーするのはずっと夢だった。最後のラグビーゲームをプレーする歴史的なチームであり、この機会に感謝しています！」とコメントしている。

　アイルランド代表として95キャップを重ね、ワールドカップは2019年の日本大会を含めて3大会に出場、シックスネーションズでは4度の優勝（そのうち2回はグランドスラム）に貢献した。英国とアイルランドの精鋭を集めて4年に一度結成されるブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズにも2009年と2013年に選出され、3キャップを獲得した伝説的フルバックだ。

　クラブシーンはレンスターで活躍し、4度の欧州制覇に貢献、2012年には欧州最優秀選手に選ばれた。
　そして、2021年にはオーストラリアのウェスタン・フォースに加入し、南半球のスーパーラグビーに初参戦。若手の見本となり、スーパーラグビーAU（オーストラリア大会）でフォース史上初のプレーオフ進出に導いた。

　なお、バーバリアンズには日本代表の中村亮土、垣永真之介、小瀧尚弘、堀越康介も招集されており、カーニーと過ごす時間も貴重な経験となりそうだ。