国内
2021.11.22
流経大18-17法大。RKUの「基本」がノーサイド直前に歓喜呼ぶ。法大は「統一」できなかったと悔やむ。
「今日の試合はとてもタフなゲームになりました。ミーティングした通りにチームファーストの気持ちで試合に臨みました」
ポギドラウがこう振り返る傍ら、法大のFB兼ゴールキッカーである石岡玲英はこうだ。
「細かいところでのミスで流経大さんに勢いを与えてしまった。パスひとつひとつのミスもあったし、接点に入る人間がオン・ザ・ボールで(球の上を)セキュリティできていなかったこと、サポートが遅れてしまったこともあった。それで流経大さんのいいプレッシャーにあおられてしまった」
序盤からハイテンポな攻めを志向も、目指す形がスコアに繋がったのは15―7と8点リードを許した後半24分以降。終盤戦はジャッカルでも魅したLOの竹部力が突進でも光ったが、白星には至らなかった。
敗れた駒井孝行監督は、「速い球出しで相手を疲れさせたかったが、最後の最後に規律を守れなかった」と落胆気味。これで勝ち点は12となり、流経大と並んで8チーム中4位タイ。28日には東京・秩父宮ラグビー場で、現在勝ち点27、首位タイの日大と対峙。他会場の結果を受け、大学選手権出場の芽は摘まれた。大澤主将はこうだ。
「残り最後の1戦を勝利で収められるよう、準備していきたい」
次戦の日付と会場は、勝った流経大も同じ。日大と並んで勝ち点27で、同率1位4連覇を目指す東海大へぶつかる。こちらも選手権出場は果たせないが、プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞した中澤は「後半、相手のテンポにされたところは修正して、次の東海大戦に臨みたい」。一戦必勝を誓う。