国内
2021.11.22
流経大18-17法大。RKUの「基本」がノーサイド直前に歓喜呼ぶ。法大は「統一」できなかったと悔やむ。
「強みを出した部分、出し切れなかった部分があり、思った以上に厳しい展開のゲームだった。勝って反省できる、次に繋げられるのが非常によかったなと思います」
先制したのは法大だった。前半20分、大澤が敵陣ゴール前で突進を図った。それまでは互いに膠着状態。互いにチャンスを作ってはミス、反則で立ち止まる。初めて試合が動いた時は、流経大のLOで先発したアピサロメ・ポギドラウが一時退場処分を受けていた。さかのぼって5分、豪快な突破をした直後の接点で危険なプレーを記録している。
それでも後の勝者は、河野曰く「ダイナミックラグビーが自分たちの基本。大きくグラウンドを使ってアタッキングラグビーをしました」。エリアを問わず大きく球を動かす。
29分にはハーフ線付近右のラインアウトから深めのパスをつなぎ、CTBの永山大地がタックラーをかわし快走。その永山からラストパスを受け取った河野は、約25 メートルを駆け抜けフィニッシュした。ここでスコアを5―7とした。
さらに直後のキックオフでは、対する法大がキックオフのボールをノーバウンドでタッチラインの外へ蹴り出してしまう。まもなく発生したセンタースクラムでも反則を取られ、対する流経大は再び敵陣で好機を得る。
流経大は落球でチャンスを逸しかけるが、法大のスクラムでの反則によりゴール前に迫れた。最後はラインアウトから局地戦を仕掛け、戦列に復帰していたポギドラウが止めを刺した。直後のゴール成功で12―7とした。