国内
2021.11.22
流経大18-17法大。RKUの「基本」がノーサイド直前に歓喜呼ぶ。法大は「統一」できなかったと悔やむ。
大学選手権出場に望みをつなぐ者同士の一戦は、最後の最後まで勝負がわからなかった。
8校中上位3傑が選手権に進める関東大学リーグ戦1部は、11月21日、各地で第6節をおこない、勝ち点11で暫定4位だった法大と勝ち点8で暫定5位タイだった流経大が東京・江東区夢の島陸上競技場で激突。流経大が18-17で法大を破った。この結果、流経大、法大(負けも点差7以内)とも勝ち点を12としたが、同日の試合で大東大が勝利を挙げ3位以内を確定。流経大、法大の大学選手権出場は消滅した。対戦時点では、良好にとって大学選手権へのサバイバルマッチであったこの試合は、終盤にリードが二転する息詰まる展開となった。(編集部/レポート=向 風見也)。
法大は後半36分のペナルティーゴール成功で一時2点リードも、ロスタイムに連続攻撃を受ける。たまらずオフサイドの反則を犯す。FLの大澤蓮主将はこうだ。
「主将として皆のメンタルを統一できなかったのは反省点です。最後のディフェンスのところでは、熱くなって1人ずつが前に出ようとしている部分があった。そこで焦られないようにするべきでした」
対する流経大のFBでゲーム主将の河野竣太副将は、レフリーに残り時間を確認する。最後のスコアを託されたのは、ゴールキックの精度に「自信があった」というSOの中澤響だった。敵陣10メートル線付近右中間からペナルティーゴールを決める。18―17。流経大ベンチは絶叫した。
内山達二監督は安堵する。