セブンズ 2021.11.21

男子セブンズ日本代表が韓国に敗れW杯出場権を逃す。女子日本はアジア1位で予選突破。

[ 編集部 ]
男子セブンズ日本代表が韓国に敗れW杯出場権を逃す。女子日本はアジア1位で予選突破。
準決勝で韓国の選手にタックルされる男子セブンズ日本代表主将のジョニー・ファアウリ 🄫JRFU


 ラグビーワールドカップ・セブンズ2022のアジア予選を兼ねたアジアセブンズシリーズ2021ドバイ大会が、現地時間11月19、20日におこなわれ、セブンズ(7人制)日本代表は、女子が優勝して出場権を獲得した一方、男子は準決勝で韓国に敗れて3位に終わり、上位2チームに与えられる出場権を逃した。

 男子セブンズ日本代表がワールドカップに出られないのは初めて。

 今夏の東京オリンピックを11位で終え、新たなスタートを切って梅田紘一ヘッドコーチ代行のもとでアジア予選に臨んだ男子セブンズ日本代表は、プールBを3戦全勝で1位通過したが、準決勝でプールA2位の韓国に苦戦。同点で迎えた土壇場の後半6分すぎ、日本は自陣深くで反則が続き、PKからクイックタップで仕掛けた韓国にトライを許し、14-21で涙をのむこととなった。

 梅田ヘッドコーチ代行は、「オリンピック後、最初の国際大会ということもあり、楽しみとプレッシャーとさまざまな感情が入り混じるなか、チームとして準備をしてきましたが、目標としていたワールドカップ出場権獲得は叶いませんでした。結果が伴わなかったのは私の実力不足ですが、初戦から全力で最後まで前向きにプレーしてくれた選手、支えてくれたスタッフに本当に感謝しています。来週からはワールドシリーズが始まります。セブンズファミリーが勝ち取ってくれたこの機会をチーム全員で感謝し、戦いたいと思います」とコメントした。

 一方、鈴木貴士ヘッドコーチ代行が指揮を執った女子セブンズ日本代表は、プールステージを3戦全勝で4強入りすると、準決勝では香港に29-0で快勝し、ワールドカップ出場権を獲得。決勝では中国に14-12と競り勝ち、優勝で締めくくった。

 鈴木ヘッドコーチ代行は、「9月から新チームをスタートさせ、短い期間ではありましたが、選手たちがもう一度アジアチャンピオンになると、強い気持ちを持って取り組んでくれたことが、今回の結果につながったと思います。選手たちの頑張りに感謝いたします。しかし、我々の目標はアジアチャンピオンではなく、世界と戦うため、世界に勝つことを目標にやっていますので、次に向け準備したいと思います」とコメントした。

優勝しトロフィーを掲げる女子セブンズ日本代表主将の平野優芽 🄫JRFU

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