日本代表
2021.11.21
英雄がスコットランド代表トライ記録を更新。日本代表戦はまたもメモリアルな舞台に
6万4000人の観衆を集め、満員御礼のマレーフィールドで行われたこの日の試合。オータムネーションズシリーズの最終戦は、会場を沸かせる好プレーが連続し、29-20でスコットランドの勝利となった。
「日本がボールを保持し続け、フェーズを重ねてくる攻め方には苦しめられましたが、日本がこういう攻め方をしてくるチームだということはよく知っています。ただ、レフリーはボールを保持して攻めているチームに良い笛を吹くもので、これが原因で多くのペナルティを取られたのは課題です」
試合後の会見で、スコットランドのグレガー・タウンゼント監督はラックで犯したペナルティー数を反省点として挙げた(7/日本は3)。結果としては敗戦となったが、比較的キックを少なくしてボールを保持するこの日の日本のゲームプランは、スコットランドを苦しめる要素となった。
だが、比較的少なかった日本のキックから、スコットランドにしてやられた場面もあった。先週の南アフリカ戦で2トライを挙げ、スコットランド代表の最多トライ記録24に並んだFBスチュアート・ホッグ。日本戦の前半27分にはキックカウンターアタックでチャンスを作り、その後のフェーズから自らトライを決め、代表最多トライ記録を更新した。
「もちろん今日はチームが勝てたことが何より大事だが、見れば分かる通り、あのトライは本当に嬉しかった」