日本代表 2021.11.12

ポルトガル戦で中野将伍、19歳ワーナー・ディアンズが日本代表デビューへ。リーチ戦列復帰。

[ 編集部 ]
ポルトガル戦で中野将伍、19歳ワーナー・ディアンズが日本代表デビューへ。リーチ戦列復帰。
ポルトガル戦に先発で日本代表デビューとなる中野将伍(撮影:Hiroaki.UENO)


 今秋のヨーロッパ遠征(リポビタンDツアー2021)2戦目として、現地時間11月13日にコインブラでポルトガル代表と対戦する日本代表の試合登録メンバーが発表された。日本代表は過去に練習試合で一度ポルトガル代表と対戦したことがあるが、テストマッチでぶつかるのは今回が初めて。

 ポルトガル代表は16年ぶり2回目のワールドカップ出場へ向けて強化を進めているチームだが、世界ランキングは日本代表より9つ下(19位)であり、日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは多くの選手に出場チャンスを与えた。

 先発メンバーは、先週大敗したアイルランド戦から10人変更。

 バックスは、24歳の中野将伍が13番をつけてデビューとなり、東京サントリーサンゴリアスのチームメイトで、この試合のキャプテンを務める中村亮土とCTBでコンビを組む。
 ハーフ団は、10月23日のオーストラリア戦ですばらしいパフォーマンスを披露していたSO松田力也が再び先発となり、SHは6月のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でスターターだった茂野海人が4試合ぶりに9番を任された。
 FBには、アイルランド戦でリザーブだった山中亮平が入る。

4年ぶりに桜のジャージーを着てプレーする小瀧尚弘(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)

 フォワードは、1列目はすべて替わり、PRクレイグ・ミラー、HO堀越康介、PRヴァル アサエリ愛のフロントローとなる。過去に3キャップを獲得している堀越がテストマッチで先発するのは今回が初めて。
 追加招集でヨーロッパ遠征メンバーに入った小瀧尚弘もチャンスをつかみ、日本代表として4年ぶりの出場となる。
 3列では、負傷していた前主将のリーチ マイケルが6番で戦列復帰。過去2試合で8番をつけていた姫野和樹はフランカーに移動し、NO8には德永祥尭が入る。

今秋のテストマッチでは初登場となるリーチ マイケル(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)

 そして、リザーブには、今年の春に流通経済大学付属柏高校を卒業して東芝ブレイブルーパス東京に加入した19歳のワーナー・ディアンズが新たに入った。身長202センチ、体重122キロとサイズに恵まれた期待の大型ルーキーで、日本代表初キャップとなりそうだ。
 17番をつけるPR中島イシレリはワールドカップ2019準々決勝以来となる桜のジャージーに燃えるだろう。
 追加招集で10月下旬にチームに合流していたバックローのファウルア・マキシもベンチ入りとなり、天理大学2年生だった2016年にアジアラグビーチャンピオンシップで2キャップを獲得して以来、5年ぶりのテストマッチとなる。

左がルーキーのワーナー・ディアンズ(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)

<日本代表 試合登録メンバー/2021.11.13 vs ポルトガル代表>

1.クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/4 caps)
2.堀越 康介(東京サントリーサンゴリアス/3 caps)
3.ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ/18 caps)
4.ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ/4 caps)
5.小瀧 尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ/10 caps)
6.リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/70 caps)
7.姫野 和樹(トヨタヴェルブリッツ/20 caps)
8.德永 祥尭(東芝ブレイブルーパス東京/14 caps)
9.茂野 海人(トヨタヴェルブリッツ/12 caps)
10.松田 力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ/27 caps)
11.シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ/4 caps)
12.中村 亮土(主将/東京サントリーサンゴリアス/28 caps)
13.中野 将伍(東京サントリーサンゴリアス/―)
14.ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ/2 caps)
15.山中 亮平(コベルコ神戸スティーラーズ/20 caps)

〔リザーブ〕
16.坂手 淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ/25 caps)
17.中島 イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ/8 caps)
18.具 智元(コベルコ神戸スティーラーズ/17 caps)
19.ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/―)
20.ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/2 caps)
21.齋藤 直人(東京サントリーサンゴリアス/4 caps)
22.松島 幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/42 caps)
23.テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス/7 caps)

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