その他 2021.09.30
ラグビートップ選手と管理栄養士が語り合う『食育』と『コンディショニング』

ラグビートップ選手と管理栄養士が語り合う『食育』と『コンディショニング』

[ 編集部 ]



サプリメントが支えてくれている。

強いリーダーシップでチームをまとめる中村知春

——食事だけでなく、サプリメントもアスリートの体調管理を支える要素のひとつです。松井さんは、どう利用していますか。

松井 一日に数試合をおこなうセブンズで求められるのが回復力です。また、暑い中でやることが多いので。練習でも試合でも後半バテてしまう。そういう中で、チームスタッフに『リポビタンゼリー for Sports』を渡しておいて、練習メニューの合間に摂取しました。私にとって特に重宝したのが『リポビタンアイススラリー for Sports』です。ものすごく暑い中でも冷たくて飲みやすいし、汗で失ったものを補ってくれて最後まで頑張れました。トライをたくさん決められるのも、こういった体調管理の部分が影響していると思います。リフレッシュ、エネルギー摂取の両面で助けてくれました。周囲の選手たちも、「何、それ」と興味を持っていました。

中村 セブンズは試合のスケジュールも考え、1日に2部練習、3部練習をします。試合間の休み方もそこで学ぶのですが、選手たちは練習間、試合間に30分ほど寝た後にふたたび動き始めます。その再始動のときに私は『リポビタンショット for Sports』を活用しています。カフェインが入っているのでスイッチになる。何よりも『リポビタンショット for Sports』は栄養も摂れるし、自分に合っているなと思っています。

——一日のうちの試合間の過ごし方が勝負に直結するところが、セブンズの特徴ですね。

中村 自分の身体に合った方法で身体を仕上げていく意識はしています。基本的に、睡眠→アクティベーションという流れはみんな同じですが、個性はあります。若い選手は長めに睡眠を取ることが多いようですが、経験値が上がってくると、自分に合った時間が分かる。私は30分を上限に寝て、カフェインの摂り方などをルーティーンにしてきました。

中村選手はリカバリーの重要性を感じているという。
(写真協力/ナナイロプリズム福岡)

松井 男子も似たような感じで、個性はあります。僕も中村さんと同じように30分寝て、前の試合のレビューや次の試合をどうするか話したり、リーダー陣でのミーティングに臨んでいました。

金剛地 セブンズは強度の高い走りが多いので、エネルギーをどれだけ蓄えておけるか、試合間にどれだけ栄養を摂り、次の試合までにどれだけリカバリーできるかがポイントになりそうですね。次の日の朝から試合があることを考えると、夜の栄養摂取も含め、緻密にスケジュール、プランを考えていく必要もあるように思います。そうなると、その人の体質とか消化能力にも関わってくるので、普通の食事を摂れる環境とサプリメントとでカバーする環境の両方があるといいと思います。

——15人制ラグビーでは、ハーフタイムに栄養摂取はどうしていますか。

金剛地 エネルギーゼリーなどを摂取してもらっています。特に夏場だと水分、エネルギーを摂らないと足がつったりエネルギー切れを起こすケースも出てくるので、積極的に飲まない選手にも強くすすめています。
 セブンズでは朝早い試合もあると思いますが、お二人はどういうスケジュールで動いていますか?

松井 大会にもよりますが、例えば午前9時からの試合の時は5時くらいには起き、散歩して、消化時間を考えて5時半頃に朝食を摂ります。午前の試合と夕方の試合の間は、あまりガッツリは食べず、いつもより少なめの量にしています。食べるものとしては炭水化物もあり、お肉でタンパク質も摂るなど工夫しています。ただ、たくさんは食べられないので、ゼリーやプロテインで補う感じでした。

中村 女子も似ています。合宿で工夫したのは、補食を楽しんで食べられるようにしたことです。大きなミキサーを2台買っていただいて、誰が一番おいしいスムージーを作れるか、とか。冷凍フルーツを買ってきて、今日はヨーグルト入れよう、低脂肪の牛乳にしようとか、プロテインの味もココアにするなど、みんなで楽しみながら栄養を摂れるようにしていました。

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