国内 2021.09.26

法政大が粘る専修大を振り切り開幕を制す

[ 編集部 ]
法政大が粘る専修大を振り切り開幕を制す
後半20分で点の取り合いになった戦い。法政大が粘る専修大を下した(撮影:BBM)

「飛躍」をスローガンを掲げる法政大が、後半20分に追い上げて開幕を飾った。

 法政大は前半4分に左サイドをFB石岡玲英が駆け上がり先制するも、前半は風下に立たされて思うように前進できず。専修大の速いプレッシャーのディフェンスにも苦しみ、決定的なチャンスで取りきれない時間が続いた。

 逆に風上に立つ専修大に攻め込まれ、23分にWTB赤沼圭にトライを決められると、29分、43分とFB古里樹希にPGを決められて7-13で前半を折り返した。

 それでも、法政大の選手たちの表情に焦りはなかった。

「後半は風上なので、自信を持って戦っていこう。自分たちがやってきたラグビーをまっとうすることを指示した」。駒井孝行監督の言葉を受けて、グラウンドに向かった。

 後半20分には7-23まで点差を広げられるも、そこからオレンジ軍団が躍動。

 キャプテンNO8大澤蓮の「焦らず、まずはしっかりとボールをキープしよう」という掛け声にまとまると、FWとBKが連動。21分にはSH山脇一真、25分にPR稲田壮一郎、30分にHO井口龍太郎の3連続トライとFB石岡玲英の2ゴールで26-23と逆転。

 33分には専修大のFL山本凌士に1トライを返されて、再び26-28とされるが、勢いは止まることはなかった。39分にFWで幾度となく押し込み、最後はLO竹部力が押さえて31-28とすると、終了間際の46分にはWTB中島黎遂がダメ押しのトライを決めて43-28とした。

 初戦白星を逃した専修大の村田亙監督。「昨年は法政に(7-75)で大敗していたので、今年は開幕戦で打倒、法政ということで挑んだ。最後の残り20分でもっていかれたので、もったいない試合になったが、選手たちは2週間で立て直して、ここまで良く状態を持ってこられたと思う。今日まで悔しがって、明日からしっかり切り替えたい」。
 次戦(日大戦、10月10日)に向けて意気込みを語った。

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