国内 2021.09.19

慶大が43-5で日体大に勝利。効果抜群のラインアウトモールで白星スタート

[ 多羅正崇 ]
慶大が43-5で日体大に勝利。効果抜群のラインアウトモールで白星スタート
SHでは初めて対抗戦でプレーした慶大のエース山田響(撮影:髙塩 隆)
慶大アイザイア・マプスアはCTBで出場。前半36分のトライ(撮影:髙塩 隆)
慶大インサイドCTBにはイサコ・エノサ(撮影:髙塩 隆)
日体大は開幕から慶、早、明、帝京と続く。写真はSH梶田壮馬副将(撮影:髙塩 隆)

 9月18日は関東大学対抗戦Aの2試合が行われ、神奈川・秋葉台公園球技場では、慶大が43-5で日体大を下した。

 慶大は春にクラスターが発生して6月18日まで約2か月活動を自粛していたが、完成度は高かった。この日はラインアウトモールが効果てきめん。前半挙げた4トライのうち3トライがラインアウトモールからであり、フォワード戦から主導権を握った。

 日体大は前半12分、FBハラトア・ヴァイレアの高いハイパントを相手が落球し、WTBクリスチャン・ラウイが走りきり1トライを奪った。しかし19点ビハインド(5-24)で迎えた後半、雨脚が強くなり信条のランニングラグビーが沈黙。不運な展開も逆風となり後半は無得点に。

 一方の慶大は後半3分のCTBイサコ・エノサの個人技によるトライを皮切りに、後半21、41分にもトライを奪って突き放した。

【筆者プロフィール】多羅正崇( たら・まさたか )
1980年生まれ。神奈川県出身。法政二高、法政大学でラグビー部に所属。大学卒業後にテレビ・ラジオの放送作家としてバラエティ番組の制作に携わる。現在はスポーツジャーナリストとして主にラグビー記事・コラムを『ラグビーマガジン』『JSPORTS』「Number』等に寄稿。エッセイストとしても活動し、ラグビー漫画『インビンシブル』(講談社)の単行本巻末コラムを担当した。

PICK UP