オールブラックスが2年ぶりに世界ランク1位へ 南半球4か国対抗戦優勝にも王手
オーストラリアのクイーンズランド州で集中開催されているラグビーチャンピオンシップ2021(南半球4か国対抗戦)は、9月18日にブリスベンのサンコープスタジアムで第4節の2試合がおこなわれ、首位のニュージーランド代表“オールブラックス”は今大会未勝利のアルゼンチン代表“ロス・プーマス”を36-13で下し、4連勝となった。
ダブルヘッダーの第1試合では、2019年ワールドカップ王者の南アフリカ代表が先週に引き続いてオーストラリア代表に敗れたため、ニュージーランド代表が約2年ぶりに世界ランキング1位に返り咲くこととなる(ランキングは9月20日に更新される予定)。
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ニュージーランドは前半5分、NO8ホスキンス・ソトゥトゥの中央突破からチャンスとなってゴールに迫り、LOパトリック・トゥイプロトゥがインゴールに突っ込んで先制した。
26分には敵陣深くのスクラムから“8-9”でTJ・ペレナラがトライ。
黒いジャージーを誇る男たちは40分にも連続攻撃をLOトゥポウ・ヴァアイがフィニッシュし、24-3で折り返した。
46分(後半6分)には初先発となった新鋭のHOサミソニ・タウケイアホもトライゲッターとなり、点差を拡大。
後半はチャレンジャーのアルゼンチンが奮起してテリトリー(陣地支配率)で上回り、ニュージーランドは長い時間、自陣でのプレーが続いていたが、試合終盤にはターンオーバーからボールをつないでLOヴァアイがフィニッシュし、勝負を決めた。
一方、勇敢に戦いながらもなかなかトライを奪えなかったアルゼンチンだが、52分に敵陣深くに入ると、ニコラス・サンチェスに続く次の司令塔候補のひとりである23歳のSOサンティアゴ・カレーラスがクロスキックを放ち、WTBエミリアノ・ボフェリがインゴール左隅に押さえ、意地を見せた。
次週、ニュージーランド代表は南アフリカ代表と歴史的な100回目の対戦となり、今大会の優勝が決まる可能性もある。
アルゼンチン代表はオーストラリア代表に挑む。