国内
2021.09.08
今シーズンも期待の逸材が目白押し! 大学ラグビー注目新人紹介 【大学ラグビー J SPORTSで配信!】
紫紺のエース定着なるか、明大・安田。天理大ヴァカタも広大なポテンシャルを秘める。
昨年の対抗戦王者で3季ぶりの日本一奪回を期す明治大には、今シーズンも数多くの俊英が入学した。部内の春の新人王に選ばれたFL福田大晟(中部大春日丘)、多彩なスキルでチャンスを生み出すWTB/FB金昂平(大阪朝高)らタレントが並ぶ同期の中でも、高校時代からひときわ潜在力を高く評価されてきたのがWTB安田昂平(御所実)だ。181cm、86kgのスラリとした体型に50m6.0秒のスピードを備え、切れ味鋭いステップワークで狭いスペースでもトライを取り切れる卓越した決定力を有する。高校3年時はSOを務めたように器用さもあり、一気に陣地を挽回できるロングキックも、バックスリーとして大きな武器になる。
6月6日の東海大戦でAチームデビューを果たし、翌週の帝京大戦ではさっそく大学初トライもマークした。同じポジションにはセブンズ日本代表として東京五輪に出場した石田吉平(3年/常翔学園出身)を筆頭に学生屈指の実力を持つライバルがそろい、レギュラー争いは熾烈だが、「安田のプレーが見たい」と周囲に思わせるカリスマ性は、この天性のランナーの大きな魅力だ。紫紺のジャージーをまとい、伝統の一戦で秩父宮の芝を駆け回るシーンを目にするのが、今から待ち遠しい。