トップイーストA、まもなく開幕。創部75周年の横河武蔵野は全勝優勝目指す
2021年度ジャパンラグビートップイーストリーグが9月11日に開幕する。
創部75周年の横河武蔵野アトラスターズは全勝優勝を目指す。第一節は9月12日。本拠地の横河武蔵野グラウンド(東京・三鷹市)でヤクルトLEVINSと対戦する。
昨年度の同リーグは、パンデミックの影響でリーグ全試合開催中止となった。
今季、横河武蔵野がホームグラウンドで実施する3ゲーム(9月12日=対ヤクルト、9月26日=クリーンファイターズ山梨、11月28日=対東京ガス)は、すべて無観客での開催となる。
チームは9月6日、「ご来場を楽しみにしていた皆様には、大変ご迷惑をおかけしますこと、深くお詫び申し上げます。グラウンドへは、関係者以外の立ち入りを禁止とさせていただきますので、予めご了承ください。グラウンド外からの観戦についても、密集・密接を避けるため。ご通行中の皆様の妨げとなるため、ご遠慮いただけますようお願いいたします。ファン・サポーターの皆様、その他関係者の皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます」と発表した。
ただし、チームはこの3試合について、YouTubeでの配信を計画している。
2019年度に攻守両刀の活躍でトライを量産したSH那須光は、「今まで当たり前だったことが制限されていく中で、どれだけチームとして一つになれるかが、これから始まるシーズンで大事になってくると思います。グラウンドで私たちのプレーを見ていただけないのはとても残念ですが、勝利をお届けできるように精一杯頑張っていきます」と語った。
今季からトップイーストリーグは、A、B、Cの3グループ編成の新体制となり、入替戦も予定されている。
Aグループの下位2チーム(4位・5位)×Bグループの上位2チーム(2位・1位)が対戦し、残留・昇降格が決まる。
1部に相当するAグループは、2019年度トップイーストDiv.1上位5チーム(東京ガス、横河武蔵野アトラスターズ、ヤクルトLEVINS、セコムラガッツ、クリーンファイターズ山梨)。ホーム&アウェイで2回戦総当たりを実施する(1チームあたり8試合/全20試合)。
アトラスターズのPR東森友宏キャプテンは新シーズンに向け、こう話す。
「かなりタフなシーズンになると思います。ホーム&アウェイということで、1回勝ったとしても油断していると足元をすくわれる。シーズンが終わる最終戦まで気を抜かず、チーム全員で戦えたチームが優勝すると思います」
最終節は12月11日、秩父宮ラグビー場でおこなわれる。1月に三地域(関東・関西・九州)の上位で強化交流戦が検討されているが、実施については今のところ未定となっている。
※ トップイーストリーグの全試合日程は、関東協会の公式サイトでご確認ください。