各国代表 2021.08.05
8月7日はオールブラックスとオーストラリアの定期戦「ブレディスローカップ」。南半球4大国の激突を占う一戦に

8月7日はオールブラックスとオーストラリアの定期戦「ブレディスローカップ」。南半球4大国の激突を占う一戦に

南半球のラグビー大国が激突する4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンが世界最高峰の“四つ巴”を繰り広げる。今回は、その8月14日の開幕に先立って行われる伝統の定期戦「ブレディースローカップ」を紹介する。

[ 編集部 ]

主軸を固め戴冠狙うワラビーズ

この国に縁があるのはワラビーズも同じだ。

主将でボールハンターのマイケル・フーパーは前トヨタ自動車で、大きくて速いウイングのマリカ・コロインベテは今季から埼玉ワイルドナイツへ加わる。

パナソニックに移籍予定のWTBマリカ・コロインベテ、「サイクロン」の異名をとる
(Photo/Getty Images)

ワラビーズ自体は最近こそ、若手主体のフランス代表に僅差で2勝1敗とやや苦戦している。ただしその間、フーパーやコロインベテ、防御を引き寄せてパスができるセンターのマット・トゥームアなど、多くの主軸候補が固定されてきた。右プロップのタニエラ・トゥポウら、問答無用の突進役も興味をひく。

178㌢で体重130㌔超の3番PRトゥポウは、ファン必見の爆発力あるプレー(Photo/Getty Images)

似た顔ぶれで共有した成功体験は、今度のブレディスローカップで「底力」となるかもしれない。ゴールドジャージーをまとったワラビーズはまず、下馬評で有利のオールブラックスから快適さを奪いたい。その向こう側にこそ、1999年以来3度目となるワールドカップ制覇への道が見える。

若きNO8、ハリー・ウィルソンはディフェンスに安定感(Photo/Getty Images)

一定の組織性を保ちながら個々が生き生きと動くオールブラックスの攻めに、ワラビーズがいかなる質の防御を繰り出すか。

世界屈指の飛び道具も利するワラビーズの波を、オールブラックスがどんな防波堤で対処するか。 世紀をまたいで続く好敵手物語の最新版。是非とも注視してほしい。


『ラグビー伝統の戦い ブレディスローカップ』
『南半球4カ国対抗戦 ザ・ラグビーチャンピオンシップ』

8月7日(土)~WOWOWにて放送&配信スタート!

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