セブンズ 2021.07.26

【東京五輪/ラグビー】NZ、南アなどが準々決勝進出。8強入り最後枠は激しいサバイバル戦へ

[ 編集部 ]
【東京五輪/ラグビー】NZ、南アなどが準々決勝進出。8強入り最後枠は激しいサバイバル戦へ
アルゼンチン戦でトライを決め、ガッツポーズするNZのウィリアム・ウォーブリック(Photo: Getty Images)


 東京オリンピックの7人制ラグビー(男子)が7月26日に始まり、4チームずつ3組に分かれての予選ラウンドで、初日は各チーム2試合実施。プールBに入った日本は、オープニングゲームで2大会連続の優勝を狙うフィジーに19-24と惜敗し、夕方におこなわれた2戦目では前回大会銀メダルのイギリスに0-34で敗れ、0勝2敗となった。

 競技2日目(27日)の午前中も予選ラウンドがおこなわれ、各組総当たりの結果、各上位2チームと、3位チームのなかで成績が良かった2チーム、計8チームが準々決勝進出となる。
 日本はまだ8強入りの可能性はあり、27日朝におこなわれるプールB最後のカナダ戦は勝利が絶対条件。そして、他のプールの3位チームとマッチポイント(勝点)合計が並んだ場合、次の基準となる得失点差では厳しい立場であるため、できるだけ大差で勝ちたい。

カナダのディフェンスを突破するフィジーのチウタ・ワイニンゴロ(Photo: Getty Images)

 プールBでは、フィジーが2連勝。初出場のカナダ相手に苦しみながらも28-14で制し、同じく2勝0敗のイギリスとともに準々決勝進出を決めた。初戦でイギリスに完封負けしていたカナダは0勝2敗となった。

<プールB 初日終了時点>
1位:イギリス 2勝0敗(総勝点:6/得失点差:+58)
2位:フィジー 2勝0敗(総勝点:6/得失点差:+19)
3位:カナダ 0勝2敗(総勝点:2/得失点差:-38)
4位:日本 0勝2敗(総勝点:2/得失点差:-39)

※ 勝点=勝ち:3点、引き分け:2点、負け:1点

韓国戦で攻守にインパクトをもたらした豪州のサム・ケレビ(Photo: Getty Images)

 プールAでトップに立ったのはニュージーランド。同じく白星発進していたアルゼンチンと2戦目で激突し、後半途中まで同点だったがラスト4分間で3連続トライを挙げ、手強い南米の雄を35-14で退けた。
 初戦でアルゼンチンに競り負けたオーストラリアは、2戦目で初出場の韓国を42-5で下し、1勝1敗としている。初勝利を目指す韓国は厳しい戦いが続く。

<プールA 初日終了時点>
1位:ニュージーランド 2勝0敗(総勝点:6/得失点差:+66)
2位:アルゼンチン 1勝1敗(総勝点:4/得失点差:-11)
3位:オーストラリア 1勝1敗(総勝点:4/得失点差:+27)
4位:韓国 0勝2敗(総勝点:2/得失点差:-82)

ケニアのタックラーを振り切ってインゴールに持ち込む南アのシヴィウェ・ソイズワピ(Photo: Getty Images)

 プールCでは、南アフリカとアメリカが2連勝で準々決勝進出を決めた。
 前回大会銅メダルの南アフリカは初戦でアイルランドを倒したあと、2戦目では同じアフリカチームのケニアに14-5で競り勝った。初戦でケニアに逆転勝ちしていたアメリカは、次のアイルランド戦も接戦となったが、19-17で制し総勝点を6に伸ばした。

 27日午前中におこなわれる予選ラウンド最終節で、プールBの日本がカナダに勝った場合、プールCの3位チームと得失点差争いになる可能性があり、ケニア対アイルランド戦も注目となる。

<プールC 初日終了時点>
1位:南アフリカ 2勝0敗(総勝点:6/得失点差:+28)
2位:アメリカ 2勝0敗(総勝点:6/得失点差:+7)
3位:ケニア 0勝2敗(総勝点:2/得失点差:-14)
4位:アイルランド 0勝2敗(総勝点:2/得失点差:-21)

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