各国代表 2021.06.24

欧州6か国対抗MVPのハミッシュ・ワトソン、負傷で日本代表戦欠場。代役はティプリック。

[ 編集部 ]
欧州6か国対抗MVPのハミッシュ・ワトソン、負傷で日本代表戦欠場。代役はティプリック。
日本代表戦でライオンズデビューする予定だったハミッシュ・ワトソン(Photo: Getty Images)


 6月26日にスコットランド(エディンバラ)のマレーフィールドで日本代表と対戦するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズだが、フランカーで先発予定だったハミッシュ・ワトソンが火曜日のトレーニングで脳しんとうに見舞われ、日本代表戦は出場不可となったことが明らかになった。ライオンズが23日に発表。代わりに、ジャスティン・ティプリックが7番をつけて先発する。

 スコットランド代表のオープンサイドフランカーであるワトソンは、2019年のワールドカップでは初戦のアイルランド戦で負傷し、離脱となって悔しい思いをしていた選手。大きなFWが多い欧州において、身長185センチ、体重101キロのサイズはバックローワーとしては小さいと批判されることもあるが、攻守にわたって仕事量の多いハードワーカーで、2021年のシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)では全5試合に出場してボールキャリー67回(2位)、55回のタックルをノーミスですべて決めるなど奮闘が光り、大会最優秀選手賞に選ばれていた。
 日本代表戦を欠場することになったワトソンだが、ライオンズは南アフリカ遠征を控えており、回復が待たれる。

 そのワトソンに代わって日本代表戦に先発することになったティプリックは、ワールドカップ2大会(2015、2019年)を含めウェールズ代表として85キャップを持つ経験豊富なフランカー。今年のシックスネーションズは全5試合にフル出場し、最多となる86回のタックルを放つなど、活躍してウェールズの優勝に貢献した。4年に一度編成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの一員としては、2013年と2017年のツアーも経験しており、今回も貴重な存在となりそうだ。

今回で3度目のライオンズ選出であるジャスティン・ティプリック。写真は2017NZツアー(Photo: Getty Images)

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