国内 2021.04.10

ホワイトカンファレンス1位通過はパナソニック! ヤマハを55-19で撃破。

[ 編集部 ]
ホワイトカンファレンス1位通過はパナソニック! ヤマハを55-19で撃破。
再三ゲインラインを突破したパナソニックFB野口竜司(撮影:山口高明)

 トップリーグ2021リーグ戦もいよいよ最終節。
 熊谷ラグビー場で4月10日、パナソニック ワイルドナイツとヤマハ発動機ジュビロが激突した。

 パナソニックは序盤からペースを掴み、55―19でヤマハのチャレンジを退けた。ヤマハは前半の終盤こそ食らいついたが、後半に突き放されて勝機を失った。

 これでパナソニックは6勝1分、勝ち点31でホワイトカンファレンス首位通過が決まった。

 先制トライは開始57秒で生まれた。パナソニックのSO、山沢拓也のキックパスをヤマハが処理ミス。こぼれ球をWTB竹山晃暉が拾ってそのままインゴールに入った。

 その後もヤマハは相手キックの処理に苦しんだ。
 パナソニックは15分にディラン・ライリー、28分にハドレー・パークスの両CTBが連続トライ。21―0と突き放した。

 防戦一方だったヤマハは35分にFB五郎丸歩を下げて、23番のサム・グリーンを投入した。直後に自陣深くまで攻め込まれるが、何とかボールを奪うとそこからバックスに展開。オフロードパスが連続でつながり、最後はグリーンとWTBマロ・ツイタマで崩した。

 前半終了間際にも自陣から攻め上がる。スクラムを起点に再びWTBツイタマがトライを奪って追い上げた。

 21―12で前半を折り返したパナソニックは、後半再び地力を発揮する。

 6分にCTBライリーが一気にゲインしてトライ。その後も15分、18分と自陣からの連続アタックでトライを挙げて、勝負を決めた(41―12)。

 さらに後半終了間際にはWTB福岡堅樹が大学入学後、初のトライを挙げるなど、熊谷のファンを喜ばせた。

 敗れたヤマハは3勝4敗、勝ち点15のままで、4~6位の可能性が残った。キヤノン(11日にNECと対戦、現在勝ち点13)、リコー(現在日野と対戦中、勝ち点12)の結果を待つ。

 ヤマハの堀川隆延監督は「試合は見ての通り完敗です。パナソニックに対してやってはいけないことを自らやってしまった。トーナメントに向けて自分たちに何が必要なのかを考えて準備していきたい」と語った。

前半終了間際に連続トライを奪ったヤマハWTBマロ・ツイタマ(撮影:山口高明)

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