国内 2021.03.19

3.25、選抜キックオフ。近畿王者の常翔学園、大阪桐蔭、東海大仰星に注目。本命は東福岡か。連覇狙う桐蔭学園の現在地は。【J SPORTSで全試合LIVE配信】

[ 編集部 ]
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3.25、選抜キックオフ。近畿王者の常翔学園、大阪桐蔭、東海大仰星に注目。本命は東福岡か。連覇狙う桐蔭学園の現在地は。【J SPORTSで全試合LIVE配信】
常翔学園は近畿大会を倒して頂点へ。新チームは意欲的だ(撮影:平本芳臣)

 各ブロックの代表など全国から強豪32チームが集う全国高校選抜大会が、3月25日に1回戦を迎える。昨年はパンデミックの影響で中止となったこの大会へ向け、各チームの鼻息は荒い。感染対策に万全を期し、トーナメント方式の短縮日程で開催される。

◆花園連覇をにらむ桐蔭学園。FWは顔ぶれが大きく変わった

「自分たちの立ち位置を確かめ、年間の大枠のプランを立てる基準になる」とは、前回花園(全国高校大会)の優勝校、桐蔭学園の藤原秀之監督だ。

 新シーズンの戦力地図が浮かび上がる高校シーンの重要なトーナメントとして定着した春の全国選抜大会。主な出場校を、すでに発表されている対戦カードと合わせ紹介しよう。

 興味深いチームは多いが、トップ争いを見据えるならば注目は近畿3校に九州の雄・東福岡、前回花園王者の桐蔭学園だ。

 近畿からは5校が出場。編集部注目は常翔学園(近畿大会優勝)、大阪桐蔭(同2位)、東海大仰星(同3位:天理と同順位)の3チームだ。

 常翔学園は2月の近畿大会決勝で34-17で大阪桐蔭を下した。フィジカルでは全国トップレベルの両校のこの対戦で、セットプレー、特にスクラムでは常翔学園が圧倒した。瞬発力に長けた選手が揃い、スピードと強さでは随一の存在だ。チームは3年目の司令塔・仲間航太が一皮むけた統率を期待される。

大阪桐蔭は、正月に行われた「裏花園」ことサニックスワールドユース予選会決勝で、天理を破って優勝(写真は近畿大会/撮影:平本芳臣)

 近畿大会決勝で常翔学園に敗れた大阪桐蔭は、昨年は花園出場ならず。現2年生は下級生時から出場経験を積む面々だ。サイズ、フィジカルは常翔と変わらない充実ぶりで、1月のサニックス予選会では決勝で天理を破り優勝している。選抜ではポテンシャルの高さを存分に示すだろう。

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