リコーがヤマハとの激闘を制す。パナソニック、神戸製鋼、サントリー、トヨタは連勝。
パナソニックは熊谷ラグビー場で日野レッドドルフィンズと対戦し、9トライを奪い60-12で快勝した。2試合連続でボーナスポイントも獲得し、総勝点10となり、ホワイトカンファレンスの首位を走る。日野は2連敗(総勝点0)。
パナソニックにとっては今シーズン初のホームゲーム。序盤15分までに2トライを奪って12点のリードを奪ったが、その後はゲームがスローダウン、日野のプレッシャーに反則をとられ、自陣で戦う時間帯が多くなった。36分には日野のFBギリース・カカにトライを奪われ、15-5で折り返した。
ハーフタイム。「“全員がつながってハードワーク”のひとことで後半に入りました」。たちまち修正ができるのがパナソニックの強み。44分(後半4分)のWTB竹山晃暉のトライを皮切りに後半は7トライ。SO山沢拓也もキックパスを自在に使い、連続トライを挙げるなど、終わってみれば60-12の大差となった。
「シンプルに進めようと考えていたのに、前半考えすぎた。後半はシンプルにした」(山沢)
当初、先発メンバーに入っていたWTB福岡堅樹は、知り合いが体調を崩したことで大事をとり、メンバーから外れた。「幸い、知り合いも体調に問題はなかったので、次の試合には大丈夫です」(ロビー・ディーンズ監督)
同じくホワイトカンファレンスに入る神戸製鋼は、地元の神戸ユニバー記念競技場でキヤノンイーグルスと対戦し、73-10と圧倒した。
神戸製鋼は前半8分、20分とラインアウトからモールで押し切り、31分にもFWでトライを獲りきった。
キヤノンは38分に敵陣深くに入ったが、ラインアウトを乱し、逆に神戸製鋼が攻め上がってCTBアタアタ・モエアキオラが突破、SH徳田健太につないでチーム4トライ目となった。
後半も神戸製鋼の勢いは止まらず、ニュージーランド代表のLOブロディ・レタリックやWTBベン・スミスらが躍動。パワフルな走りも披露したNO8ナエアタ ルイはこの日5トライを挙げる活躍だった。
神戸製鋼は2勝0敗(総勝点9)、キヤノンは2連敗(総勝点1)となった。