各国代表
2021.02.06
きょう6か国対抗開幕。フランスは「ドミニシの再来」WTBヴィリエールが初先発!
ヴィリエールは今季、3部リーグのルーアンからトゥーロンに移籍。年末のクレルモン戦で、TOP14初トライを決めただけでなく、ハットトリックまで成し遂げた。彼はラインの外側でボールが来るのをじっと待っているWTBではない。赤いヘッドキャップであちこち動き回り、ラックにもどんどん突っ込んで行く。チャレンジカップのスカーレッツ戦では、5回もジャッカルに成功している。さらに、1月のラシン92戦で、相手チームのヴァカタワがトゥーロンのインゴールでグラウンディングしてトライになると誰もが思っていたところに、ヴィリエールが走り込んでタックルに行きトライセーブ。この動画はSNSでも話題になった。決して大きな身体ではないが、パワーとスピードがあり、またコンタクトを好むところから昨年11月に亡くなったクリストフ・ドミニシと比べられる。
ヴィリエール自身も、「ドミニシに憧れていた。彼のフィジカルもメンタルも僕に合っていた。特に闘志、根性、ハングリーなところが。彼のような選手になりたいと思っていた」と言っている。
ヴィリエールとWTBでペアを組むのはテディー・トマ。トマのディフェンスは現地メディアに批判されているが、ガルチエ監督は「代表の試合でいいパフォーマンスをしている。スピードで、またフィニッシャーとして期待に応えてくれた。状況に応じて移動できる、また強度の高いランを続けられる」と信頼を置いている。
ベンチスタートのダミアン・プノーについては、「(ケガで)このチームでは1試合しかしていない。とてもレベルの高い選手でも、ポジション争いが激しくチームに復帰するのは簡単ではない 」と説明した。