国内 2020.12.06

「2019年以降」の文化づくりを。マスターズ釜石大会(2)

[ 編集部 ]
「2019年以降」の文化づくりを。マスターズ釜石大会(2)
大会2日目の決勝後、優勝した惑惑クラブと茗溪学園OBチームの交歓(撮影:井澤雄一郎)

 11月29日、岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで行われていた「ワールドマスターズラグビー釜石大会 フレンドリーマッチ」が決勝を迎え、惑惑クラブ(大阪)が、21-5で茗溪学園高OBを破り、優勝をおさめた。参加したのは全国から集められた9チーム。40歳以上、60歳未満のマスターズ選手たち。大会は28日から2日間行われた。

伝統校OBチーム、企業チーム、クラブチームが集まった釜石マスターズ大会の試合結果(2日目)

 トーナメントを制したのは、どこよりもコンビネーションに長けた惑惑だった。年齢層も比較的広く取りながら、フィールディングは鮮やか、コンタクトも強かった。ハンドリングとボール確保に長けた茗溪学園は、若さいっぱいの45年会、秋田工OBと難敵を退けて決勝に勝ち上がったが、惑惑には一歩力及ばず。試合後は笑顔で記念写真におさまった。

 2日目の決勝トーナメントには8チームがエントリー。東京、大阪などから参加者が集まった。このイベントは釜石、岩手、東北の復興を祈念し、応援するために立ち上げられ、2019年に釜石マスターズ大会として第1回が行われた。2回目となる今回は、構想を広げてワールドマスターズを謳う。ワールドカップの行われた釜石鵜住居を、マスターズの聖地にしたいという関係者の願いがある。

PICK UP