国内 2020.11.30

伝統のジャージー、鵜住居に輝く。マスターズ釜石大会(1)

[ 編集部 ]
伝統のジャージー、鵜住居に輝く。マスターズ釜石大会(1)
秋田工OBと天理OBが試合を終えて。スタンドを沸かせるプレーも連発(撮影:井澤雄一郎)

「ワールドカップ会場でプレーできるなんて夢のよう」

「釜石、東北の復興を後押ししたい」

ラグビーの魅力やチームを超えた愉快な仲間。参加者が、その次に口にしたのはこの二つだった。

 11月28日から2日間、 岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで「ワールドマスターズラグビー釜石大会 フレンドリーマッチ」が開催された。参加したのは全国から集められた9チーム。40歳以上、60歳未満のマスターズ選手たちだ。

釜石鵜住居復興スタジアムにて。国内9チームのマスターズ全員写真

 チームは「惑」などのクラブチーム、企業チーム、そして高校OBによる即興メンバーと多彩。競技から宿泊までコロナウイルス感染拡大防止策を尽くしつつ行われた。国土交通省、観光庁のガイドラインに添い、スポーツツーリズムの実証事業として施行されたイベントでもある(主催=釜石ラグビーツーリズム推進協議会)。来年以降は、その名の通り、世界のマスターズチームに参加を呼びかけることになっている。

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