国内 2020.10.18

明大が筑波大に競り勝つ 早大と帝京大も対抗戦3連勝

[ 編集部 ]
明大が筑波大に競り勝つ 早大と帝京大も対抗戦3連勝
筑波はアグレッシブなディフェンスでプレッシャーをかけ続けたが、明治が接戦を制した(撮影:長岡洋幸)


 ラグビーの関東大学対抗戦Aグループは10月18日に第3節の4試合が各地でおこなわれ、連覇を狙う明治大学は埼玉・熊谷ラグビー場で筑波大学と対戦、33-17で競り勝ち開幕から3連勝となった。今季白星発進だった筑波は1勝2敗となった。

 明治は前半5分、ゴール前のスクラムから攻め、NO8箸本龍雅からボールをもらったSH飯沼蓮が先制トライを挙げた。

 対する筑波は9分、敵陣深くでテンポよくボールを動かし、右外にいたFL岩田真樹がゴールラインを越え5点を奪い返した。29分にはFB松永貫汰の勇ましいカウンターランから勢いづき、すばやくリサイクルしてNO8中田都来が右外からゴールに持ち込み逆転した。

 5点ビハインドとなった明治は32分、スクラムからのバックスサインプレーでWTB石川貴大が抜け、サポートについていたSH飯沼とのパス交換からフィニッシュ。コンバージョンも決まり再び先行した。さらにハーフタイム前、筑波の粘り強いディフェンスに対して明治は16フェイズを重ねてWTB小島昴がトライゲッターとなり、19-12で折り返した。

 後半、危険なプレーをした選手にイエローカードが出て数的不利となった明治。59分(後半19分)に筑波のバックスが躍動して攻め込まれたが、FB石田吉平がブレイクダウンでからみ、ピンチを脱出した。

 耐えた明治は65分、敵陣深くのラインアウトからモールで押し込み、ペナルティトライを獲得。

 粘る筑波が68分にラインアウトからのサインプレーを決めて9点差にしたものの、明治は最後の攻防でトライをとって締めくくり、アグレッシブなディフェンスを続けていた勇敢なチャレンジャーを退けた。


 この日、熊谷ラグビー場では日本体育大学×早稲田大学の試合もおこなわれ、前年度日本一の早稲田が70-5と圧倒し、3勝0敗としている。日体大は3連敗。
 明治、早稲田とともに優勝候補の一角である帝京大学はホームグラウンドに青山学院大学を迎え、122-0と大勝。こちらも無傷の3連勝となった。青学は強豪校との戦いが続き、今季まだ白星なし。
 昨シーズン大学選手権出場を逃し、今季黒星発進だった慶應義塾大学は、自校のグラウンドで立教大学と対戦し、78-5で勝利。白星先行で2勝1敗となった。5シーズンぶりにAグループで戦っている立教は、これで0勝3敗。

 そして、埼玉・セナリオハウスフィールド三郷では関東大学リーグ戦1部の1試合がおこなわれ、流通経済大学が関東学院大学を95-31で下し、開幕から3連勝となっている。3季ぶりに1部リーグ復帰の関東学院は3連敗。

PICK UP