国内 2020.10.10

ヤマハのゲリー・ラブスカフニが24歳で引退。指導者志し「南アと日本の子供の役に立ちたい」

[ 編集部 ]
ヤマハのゲリー・ラブスカフニが24歳で引退。指導者志し「南アと日本の子供の役に立ちたい」
2018年12月15日、トヨタのシュネル・シンにタックルするヤマハのゲリー・ラブスカフニ(Photo: Getty Images)


 ジャパンラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロは10月9日、2018年から在籍していた南アフリカ出身のゲリー・ラブスカフニが退団すると発表した。

 本人はチームを通じ、「とても残念ですが、これ以上ラグビーを続けることは、体への大きな負担となることから、本当につらい決断でしたが、ラグビーから離れることになりました。自分から望んだものではないので、本当に残念で、私を応援してくださった方々に申し訳ない気持ちがしています」とコメントしており、現役を引退する。24歳。

 ウィング、フルバックとして活躍し、「スカックス」などの愛称で親しまれたラブスカフニ。ヤマハでのベストゲームは、2018年度トップリーグの3位決定戦、東京・秩父宮ラグビー場でのトヨタ自動車戦だという。フルバックでフル出場し、試合終了間際にハーフウェイから勝ち越しのPGを決めて15-12の勝利に貢献したラブスカフニは、「たくさんのファンの中でプレーでき、しかもキッカーを務めることができ、楽しかった試合です」と振り返る。また、ホームのヤマハスタジアムでは2018年度の順位決定トーナメント1回戦、NTTコミュニケーションズ戦(〇33-21。WTBで先発しトライを記録)も思い出の試合として挙げ、多くのファンからの声援に改めて感謝した。

「ラグビー選手としてのキャリアはヤマハで終わりますが、これからはスポーツの指導者として南アフリカと日本の子供たちの役に立てるような仕事に就きたいと考えています。皆様、たくさんのサポートをありがとうございました」

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