国内
2020.10.04
筑波大は準備力で開幕戦勝利! チャンス逃した慶大は…。
「春にグラウンドに出られない時間があったので、リーダーとオンラインミーティングをして、序盤の(上位校との対戦が続く)3連戦をどう戦うかについて整理して、グラウンドに出た時は試合で使うプレーを念頭に置いて練習をした。(従来なら)2月に基礎をやるというイメージがあると思いますが、(今年は)時間がないなか『これは、この試合のこの場面でやるプレーだ』とゲームのイメージで取り組みました」
指揮官がこう言えば、インサイドCTBで先発の岡﨑航大主将はこう続ける。
「きょうはいかに慶大の厚いディフェンスをこじ空けられるか、いかに自陣に入れないかにフォーカスしてきました。前後半、なるべく敵陣でプレーできたのがよかったです」
リーダーの言葉通り、スカイブルーのジャージィは高い弾道のキックで首尾よく陣地を獲得。落下地点へ新人アウトサイドCTBの谷山隼大らを走らせ、そのまま捕球したり、球の落下地点でミスを誘ったり。
攻めては少機を活かす。
5点リードで迎えた後半2分には、敵陣10メートルエリア左のラインアウトから右へ展開。SHの鈴村淳史、岡﨑主将と順に繋ぎ、バトンを受け継いだ谷山がタックラーをはじいて前進する。