国内
2020.08.26
レイドローに見る、トッププレーヤーの人間性。
〜東大・一橋大特別セッション02〜
こうして実現した特別セッションは、両校による部歌斉唱とスリーチアーズで幕を下ろした。
特別セッションを終え、一橋大の佐々木勇気主将は「これからの活動、シーズンに向けて気持ちを高めていけるような最高の機会でした。このような状況でも最高の結果が出せるように頑張りたい」と抱負を語った。
コロナ禍の中で、未だ活動が制限されている両部。
今は何をすべきかについてもレイドローは言及した。
「世界中で先の見えない日々が続いているが、(東大、一橋大は)100年の歴史あるチームなので、そうした歴史に誇りを持って、選手たちがこれからどうやって行動で示していくか。歴史と誇りを保つことができるかどうかは選手たちにかかっていると思います」
そしてこんなアドバイスも。
「こういった状況の中でも、できるだけポジティブな態度を保つことが重要です。ラグビーがまたできるようになった時のために、できる限りの努力を尽くすことが自分たちに今できる唯一のこと。健康に気をつけて、ラグビーがまたできる日を万全の準備をしたうえで、待つのみです」
彼らは伝統と誇りを胸に戦う。だから絶対に最後まで諦めない。
レイドローがそれを再認識させてくれた。
内なる熱い闘志をぶつける日が楽しみだ。