ホンダにW杯優勝戦士モスタートら4選手加入。F1大好きデュプレッシー「夢が叶った気持ち」
さらにもうひとり、ウィング、フルバックでプレーし、ニュージーランド代表“オールブラックス”に選ばれたことがあるマット・ダフィーもホンダ入りが決まった。身長192センチ、体重95キロで強さとスピードを兼ね備えるダフィーは、元ラグビーリーグ(13人制)のスターで、2016年に15人制に転向、ホンダヒートとリレーションシップ契約を結んでいるブルーズで活躍してきた。現在、スーパーラグビー アオテアロアに参戦中で、先週のチーフス戦ではトライを挙げるなどし勝利に貢献したばかりだ。
8月に30歳の誕生日を迎えるダフィーは、「自分が長くプレーしたブルーズにとって特別な存在のチームであるHonda HEATでプレーする機会をいただき非常に嬉しく思います。また両チーム間で移籍する初めての選手ということをとても光栄に思います。新しいチャレンジ、そして新しい文化での生活を楽しみにしています。以前から交流していた分、馴染みがある選手、スタッフも多いため、Honda HEATでプレーすることはチームにとっても、私にとっても大きな強みになるでしょう。チームが最大限の力を発揮するお手伝いができることに、今からワクワクしています」とコメントした。
また、2020年度新加入スタッフも発表され、日本代表プロップとして昨年のワールドカップで活躍した具智元の父で、韓国史上最強のプロップと呼ばれた具東春氏もスクラムコーチとして息子がいるホンダに加入する(智元の兄・CTB具智允も在籍)。
同氏はかつて、ホンダヒートの前身である本田技研鈴鹿でプレーしたことがあり、「再びコーチとして携わることができて嬉しく思います。自分の今までの経験を基に、FW全員と協力してチームの武器となるHondaスクラムを完成させられるよう頑張ります」とコメントした。