女子 2020.07.29
「アクティブかつポジティブに」 W杯見据える女子15人制選手たちがオンラインキャンプ実施

「アクティブかつポジティブに」 W杯見据える女子15人制選手たちがオンラインキャンプ実施

[ 編集部 ]
南早紀キャプテンは自宅から参加

 南早紀キャプテンも、オンラインという形だが全員が顔を合わせて合宿ができるということをポジティブにとらえている。
「オンラインを通じてディスカッションやミーティングを重ねることによって、お互いの普段知れない面を知るいい機会になるんじゃないかと思う」

 当初、今年3月に予定されていたワールドカップ2021のアジア予選は、5月に変更になり、それも延期となった。いつアジア予選を開催するかはまだ決まっておらず、選手たちには不安も生じているはずだ。
 しかし南は、「日程が延びたとしても自分たちの目標を達成することには変わらない。期間が延びた分、逆に準備する時間が増えたと思って、ポジティブにとらえてマインドセットしていた。(自粛期間中)ラグビー自体はできていないが、トレーニングの観点では、走ったり、ウエイトトレーニングが重点的にできる期間になったので、逆に自分自身も体を大きくできたし、コンディションも上がってきているのでいい状態だと思う。基礎の部分を上げるというのは私を含め、チーム全員が取り組んできたことだと思う」と前を向く。

 マッケンジーHCも「見通しが立たないというのは受け入れなければならない。いつになるのかというのを考えすぎると、自分たちを苦しい状況にしてしまうので、いま自分たちが練習できる環境があること、そして強化することができるチームがあること、そういう自分たちがコントロールできるものを目の前に見据えながら、いまやっていくことが大事」と語る。

 自粛期間中、海外にいるコーチたちとのコミュニティーで情報を共有をしたり、ディスカッションをして充実した時間を過ごせたというマッケンジーHC。選手たちの心構えや考え方も進化したはずと期待しており、いい形で進んでいた強化はいったん止まったが、そのときの温度感を取り戻しながらこれからの強化を進めていきたいと話した。

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