スコットランドの英雄レイドローがNTTコム入団会見 「最大級の成功を収めたい」
NTTコミュニケーションズシャイニングアークスに今年度新加入する元スコットランド代表主将のグレイグ・レイドローが、7月22日にリモートでオンライン入団記者会見をおこなった。シャイニングアークスでチームメイトとなる山田章仁が司会進行を務めて和やかなムードを演出し、レイドローは笑顔を交えながら意気込みなどを語った。
スコットランド代表として76キャップを重ね、そのうち39試合でキャプテンを務めてきたレイドロー。2015年はワールドカップでも活躍し、ワールドラグビーの年間最優秀選手賞にノミネートされた世界最高峰のスクラムハーフである。クラブシーンではエディンバラ(スコットランド)、グロスター(イングランド)、クレルモン・オーヴェルニュ(フランス)と渡り歩いており、彼の優れたリーダーシップ、そして文化的な違いを肌で感じながら蓄積した豊富な経験と知識を、シャイニングアークスは必要とした。
会見の冒頭、内山浩文GMがレイドローを獲得した理由について語った。
「トップリーグで、我々はまだベスト4を越えることができていない。常にスペースを活用してアタックをし続けるラグビースタイルを進化させるために、ピッチ上でのゲームマネジメント、局面局面で勝つためのチョイス、強力なリーダーシップやキャプテンシー、レフリーとのコミュニケーション強化などが課題だが、これらを克服する必要性を感じていて、適材としてレイドロー選手の獲得を目指した」
初めて交渉をおこなったのは4、5か月前だという。入団を決めた理由について、レイドローはこう言った。
「交渉の段階で内山GMと話をさせてもらったが、すごくプロフェッショナルな態度で接してもらい、好印象だった。シャイニングアークスの将来について計画を聞かせていただき、力になれればと思った」
昨年のワールドカップ期間中にスコットランド代表としてシャイニングアークスの施設を使ったこともあり、「世界有数のすばらしい施設。自分が向上していくための環境は整っていると感じた。チームに合流するのをとても楽しみにしている」と語った。
契約期間は2年。「シャイニングアークスの一員として、最大級の成功を収めることができるように、まずはトップ4の壁を破ることが目標。そして、その先にある優勝も達成したい」と意気込む。