スコットランドの英雄レイドローがNTTコム入団会見 「最大級の成功を収めたい」
いまは世界中で新型コロナウイルスの感染が心配されるが、レイドローがいるスコットランドは現在、それほど行動規制は厳しくないそうで、ジムとフィールドが自宅の近くにあるため練習は満足にできている状態だという。チームに合流するのは10月の予定だが、コンディションを万全に整えて来日するために、かなり厳しいトレーニングを日々こなし、しっかり調整しているようだ。
レイドローはスコットランド代表として、日本代表と5度戦ったことがあり、日本のラグビーについて「かなり速い試合展開で、ボールポゼッションを保ってアタックをし続ける」という印象を持っているという。近年は南半球からだけではなく、イングランド代表やウェールズ代表経験者なども日本のクラブと契約する選手が増えてきたが、2015年、2019年のワールドカップでの日本代表のパフォーマンスもあって、「ヨーロッパの選手たちも日本のラグビースタイルに注目している」とレイドローは明かす。日本のラグビーは急成長していると認め、だからこそ、トップリーグでプレーするのが楽しみだという。
「トップリーグにはワールドクラスの選手がたくさんいるので、そういった選手と対戦するのが楽しみ。でもまずは、チームメイトのどんな選手と一緒に戦っていくことができるかということにフォーカスしたい。ワールドカップでも功績を収めたアマナキ・マフィ(日本代表NO8)、クリスチャン・リアリーファノ(オーストラリア代表SO)などと一緒にプレーできることを楽しみにしている」
日本の文化や言葉を学ぶことにも熱心なレイドロー。とんこつラーメンが大好きであり、食べ物も心配なさそうだ。
今年10月には35歳の誕生日を迎える。もしかしたら、ラグビー選手としてのキャリアは日本で終えることになるかもしれない。レイドロー自身も、その可能性があることを認める。だからこそ、強く決心して来日するはずだ。
「自分自身、さらなる成長を遂げて、ラグビーに対する理解を深めることができるのを楽しみにしている。まずはベストコンディションでプレーすることに集中したい」
シャイニングアークスに、大きな戦力が加わる。