国内
2020.07.20
約35億。パナが熊谷ラグビー場隣接に新施設建設。来年8月完成へ
そして、屋内運動場や管理棟内のクラブハウスはパナソニック株式会社企業スポーツセンターが、宿泊棟や管理棟内飲食店はパナソニックホームズ不動産株式会社が、県協会と35年の賃貸契約を結んだ。総工費は34億9000万円で、財源は県協会が市内の金融機関から借り入れをして賄う。敷地内の建物等の撤去はすでに完了し、今月中に着工する予定だ。
管理棟は2階建てで、全長30㍍のトレーニング室やメディカルルームなど、主にパナソニックのクラブハウスとして利用される。1階には一般客も利用できるカフェや会議室、2階には県協会の事務所が設けられる。
管理棟に隣接した平屋の屋内運動場は悪天候や厳しい冬場の際に用いられることを想定。屋根の高さは約8㍍でラインアウトの練習もできるような設計になっている。
管理棟からラグビー練習場を隔てて建設される宿泊棟は4階建て。公園内で開催される大会や合宿等で訪れた競技者やファンなど、一般客が利用できる。また学生向けに低額で提供できるよう、2階はカプセルタイプの個室などを設置。3、4階にはトップチームにも対応できるようツインの部屋などを用意し、客室は全部で247室、最大308名が収容できる。1階にはグッズの売店やレストラン等のテナントが入る。
管理棟と宿泊棟の間に位置するラグビー練習場は埼玉県が整備して、県協会が管理し、主にパナソニックが使用する。一方、パナソニックの飯島均GMは「パナソニックの練習は短いので、芝と相談しながら、高校生や地元のスクール生など、なるべく多くの人に利用してもらいたい」と話した。
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