スーパーラグビー豪州大会も熱戦の連続 レッズとブランビーズが好調で上位キープ
オーストラリアの国内大会である「スーパーラグビー AU」は、先週末に第3節の2試合がおこなわれ、レッズとブルーズが勝って上位をキープした。
首位のレッズは7月17日に地元ブリスベンでウェスタン・フォースと対戦し、31-24で接戦を制した。
2017年に国際リーグのスーパーラグビーから除外され、新型コロナウイルスの影響によって設けられた代替大会で3年ぶりにライバルたちと同じ舞台に立ったフォースが奮闘。前半終了間際にインターセプトトライを奪われ2点差に詰められたレッズだったが、ポスト正面からの相手のコンバージョンキックをWTBフィリポ・ダウングヌがチャージし、同点にさせずチームに活を入れた。
21-19で折り返したレッズは、45分(後半5分)に敵陣深くに入るとクイックハンドでつなぎ、ダウングヌが左外から鋭角に内に切り込みトライを挙げた。
その後、フォースに4点差まで詰められ、終盤に1人少ない苦しい展開となったレッズだったが、79分にSOジェームズ・オコナーがドロップゴールを決めて貴重な3点を追加し、逃げ切った。
レッズはこれで2勝1分(総勝点10)、フォースは0勝2敗(総勝点1)となった。
ブランビーズは18日に敵地シドニーでNSWワラターズと対戦し、24-23で逆転勝ちした。
ブランビーズは6点ビハインドで迎えた終盤の77分(後半37分)、FWを使って敵陣深くに入り、ボールを手にした俊敏なSHアイザック・ファインズが間隙を突いてインゴールに持ち込み、1点差とした。そして、ポスト近くからのコンバージョンをSOベイリー・クンツルが決め、逆転。リスタート後、ブランビーズはボールキープで残り時間を使い切り、開幕から2連勝(総勝点9)となった。ワラターズは1勝2敗(総勝点6)。
このオーストラリア大会は、全5チームが2回戦総当たりのリーグ戦(1チーム8試合実施)をおこない、上位3チームがプレーオフに進む。